爪木崎から戻って。
雨は上がって。宿からも近いこちらのお寺へ。

細い道を入った先に、

瑞龍山 玉泉寺

山門

天正期(1580年代)開創の、曹洞宗の寺院。
嘉永7年(1854)3月、日米和親条約の締結、同年5月の付録13ヶ条の締結により、米国黒船乗員の休息所・埋葬所となり、2年後の安政3年(1856)、タウンゼンド・ハリス総領事、通訳官ヒュースケンが下田に着任し、同年8月玉泉寺を日本最初の米国総領事館として開設。それ以前は日露和親条約の交渉の場となり、プチャーチン提督やディアナ号高官の滞在等、開国の歴史を彩る貴重な寺歴が。

本堂
嘉永元年(1848)3月落成。初代米国総領事館。
ご本尊は釈迦如来

牛乳の碑🐮
ハリス総領事が体調を崩した際に、近隣の村々から薬として牛乳を購入(2週間で約一升)。その代金として今の金額で15~20万円を支払ったそう。

こちらにはハリス記念館がありますが、時間の関係で立ち寄らず。

ハリス顕彰記念碑
米国総領事旗掲揚之地
ハリス顕彰記念碑は、渋沢栄一により昭和2年に建立。

米国大統領訪問記念碑
昭和54年(1979)に、ジミー・カーター大統領が訪れたことを記念する碑。

最後に本堂をもう一度。

御朱印を頂いて。
本尊釈迦如来
初代米国総領事館
玉泉寺本尊「釈迦如来」、 伊豆八十八ヶ所霊場第四十番の御朱印。

開国史跡・玄波朝天
黒船図柄の御朱印。「玄波朝天」とは、太平洋からの黒い波(黒船)が日本に開国(夜明け)をもたらした史実を意味します。

玉泉寺を後にして、次の目的地へと🚗