田立和紙 | ブラなぎそ

田立和紙

【投稿者:滝つぼの河童】


南木曽町田立(ただち)は、和紙の里として昔から知られています。

【参考】南木曽町観光協会 技探し

その田立で現在も和紙を作っている方が、

今回和紙の本を出版しました。

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和紙の歴史から、全国の和紙の里の話などが書かれています。

もちろん地元「田立和紙」についても詳しく書かれています。

勉強になります。

ほしい方は、お近くの本屋さんで、

文芸社 大滝ひろし・著 「和紙 その清楚なるもの」 でご注文ください。

また、南木曽駅前の本屋さん「菱屋書店」さんでも取り扱っておりますので、

お近くの方はご利用ください。


せっかくなので、田立の和紙について少し。

観光協会ホームページにも書いてありますが、

江戸中期にこの地で紙が漉かれていた記録が残っているほど、田立の和紙の歴史は古く、

農業が休みになる冬場の収入源として盛んに作られていたようです。

昭和58年に田立の和紙づくりはいったん途絶えたのですが、

昭和60年に伝統を守ろうと、「和紙の家」が作られ、現在まで和紙づくりは続いています。


和紙の家↓
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実は私、河童の実家から和紙の家は非常に近くで、和紙の家のできる頃小学生だった私は、

丁度このあたりで走り回って遊んでいたのをよく覚えています。

さらに、和紙の家で紙漉き体験などさせてもらったのもとても良い思い出になっています。

現在「南木曽小学校」の卒業証書は、児童が自分たちで漉いた和紙を使用しています。

とっても趣があっていい卒業証書だと思いますよ。

紙漉きの様子↓
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和紙を作る際に河童が一番お気に入りのポイントを紹介します。


和紙づくりは、簡単に説明すると、「こうぞ」の木を窯でゆでて、

釜ゆで↓
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その皮を剥いて煮たり漂泊したりして、漉くのですが、

正直言って、私的にはここまでの工程は序章です。


漉いた和紙は乾燥させるのですが、ここが私のお気に入りのポイントなのです。

大きな乾燥機(写真を探したけどなかったので、イラストで)こんな感じ↓
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この乾かした和紙をはがす時こそが、最高に気持ちのいい瞬間なのです。

鉄板からぺりぺりとはがれてくるあの感触は、

言葉では説明できません。




冬場のみの営業となりますが、体験コースもございますので、

体験してみたい。という方は、観光協会または、

和紙の家代表者宅までご連絡ください。

【参考】南木曽町観光協会 技探し

に連絡先が記載されています。