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宇宙人とUFOにトランプ氏が注目発言「何かがいる可能性は非常に高い」名門ハーバード大研究者「未確認知的生命体が既に地球に潜んでいる可能性も」

 
 

 

 

11月の大統領選挙で返り咲きを狙う、トランプ前大統領が先日、有名インフルエンサーとの対談でUFO(未確認飛行物体)や宇宙人の関係に言及したことが話題となっている。 【画像】メキシコ議会に登場した“宇宙人”遺体 トランプ氏は「私はUFO信者ではない」としつつも、UFOの話をする「真面目な人達に出会ったことがある」と発言。また、宇宙人について聞かれると「何かが存在する可能性が非常に高い」と答えたのだ。 さらにハーバード大学の研究者らは「宇宙人は以前から地球に住んでいた可能性がある」とする論文を発表し、全米各紙が報じるなど注目が集まっている。

トランプ氏「UFOを見たという真面目な人達に会った」

トランプ氏は13日、YouTubeチャンネル登録者数が2300万人を超え、プロレスラーとしても活動しているローガン・ポール氏と対談を行った。この中では様々な発言がニュースになったが、その1つがUFOと宇宙人に関する話だ。 ポール氏が「エイリアン、UFOについて聞きたい。最近の議会での情報開示は、多くのアメリカ人を混乱させ、動揺させている」と水を向けると、トランプ氏は「私はUFO信者ではない」と指摘しつつも「トム・クルーズのようなカッコイイ、でも背の高い、ハンサムで完璧なパイロットたちに会った。(彼らは)そこに丸い形をした何かがいて、戦闘機の4倍のスピードで飛んでいたと語った」と、UFOを見たというパイロットとのやり取りを紹介した。 その上で、「彼らは陰謀論者でもなければ、クレイジーでもない」と強調し、「本当に奇妙なものが飛び交っていると言う人たち、真面目な人達に会ったことがある」と答えたのだ。

宇宙人について「何かがいる可能性は非常に高い」

また、トランプ氏は宇宙人に関する情報が隠されている可能性はあるかとの質問に対しては、「そうだろうね。ディープ・ステート(政治や経済を裏から操るとされる秘密の集団)がある」と指摘。 トランプ氏はUFO信者ではないとしていたが、宇宙人の存在については「とても信じられる。何かがいる可能性は非常に高い。存在する可能性は大いにある。宇宙を見渡せば、さまざまな惑星がある。その400倍の大きさの惑星に、なぜ何かないのだろう?」と答えた。 トランプ氏は自身が大統領だった時代に、こうした宇宙人やUFOに関する情報の調査にかなりの時間を費やしたとして、存在には懐疑的な考えも示していたが、多くの人が信じるこの現象に実在の可能性も指摘した。 アメリカ国防総省は3月、UFOとされる物体について「地球外技術の存在を示す証拠はない」とし、目撃情報の「大半は誤認」と結論付けた報告書を発表しているが、内容のずさんさや、情報開示のあり方に疑問の声が高まっている。

ハーバード大研究者「宇宙人は既に地球に住んでいる可能性」

こうしたトランプ氏の発言の中、さらにアメリカの名門ハーバード大学の研究者らが発表した「宇宙人はすでに地球に住んでいるかもしれない」とする内容の論文が注目を集め、全米各紙が大きく報じることになった。 この論文の特筆すべき点は、UFOについてこれまで言及されてきた「人類を起源とする技術」と「地球外の技術」の2つの説とは異なる、第3の存在が関与している「クリプトテレストリアル(地球やその周辺の未確認の知的生命体)仮説」を立てている点だ。 UFOは人類の技術でも、宇宙人の乗り物でもなく、地球内の海底や火山、また月などの地球周辺などに存在する、人類が未だ確認できていない知的生命体の乗り物ではないかという考え方だ。 論文で研究者らはクリプトテレストリアルについて4つの説を例として挙げている (1)技術的に高度な古代人類文明。大昔に大部分が破壊されたが、存在し続けた (2)技術的に進歩した非人類文明。進化した陸上動物(恐竜の子孫など) (3)宇宙人や人類の未来から地球に到着し、こっそりと姿を隠した者 (4)宇宙人というよりは、地球に住む天使(妖精など)のような存在の可能性 古代の大陸に存在していた文明の末裔や、人類よりはるか前に存在した進化した生物が地球上やその周辺にいて、これがUFOなどを使用しているということなのだ。

仮説の可能性は「10%」も議論沸騰

論文では冒頭で「私たちはこの仮説が間違いである可能性が高いと考えているが、それでも科学的な調査に値すると考えている」と注釈を入れている点は留意したい。ただ、「しかし重要なのは、我々はこれを不可能だと考えていないということだ。実際、この仮説が最近のデータに照らし合わせると、可能性は10%程度になるだろう」とも指摘している。 超古代文明の様な存在の末裔や、人類とは別の文明が進化し地球に潜んでいるかもしれない可能性。ある種「魔法的」な天使や妖精のような存在の可能性。研究者たちもこれらが突飛な考えであることはわかっているようだが、あえてこのような仮説も検討すべきだと訴えているようだ。 この背景には議会や政府関係者などを中心にUFOなどの真相解明を求める声が挙がる一方で、UFO現象に対する明確な答えが見つからないことも大きいと見られる。ある種、ここまで全米で話題になるという点で、すでに議論には一石を投じているかもしれない。