ウチのかわいいフワフワはなぜうちに来ることになったか。私はそもそもペットなんか買う気はさらさらなかった。
それは、長男たちが捕まえて来たカナヘビたちがきっかけである。
3年前のある日、長男は家にカナヘビを連れて帰ってきた。
長男「飼うわ。」
飼うわ、じゃないよ。何をたべるのよ、コイツ。
長男「蜘蛛とか?」
調べると、生きている蜘蛛やコオロギしか食べないらしい。しかも、自分より大きいものは餌とみなさないとのこと。
えぇー
あんたたち、虫捕まえて来てよ。
長男「わかった。」
カナヘビは、長男になにかブラックサンダー的な、厨二病な名前をつけられ、飼われることになる。
いや餌が大変。そんなジャストサイズの虫なんかそうそういない。ダンゴムシ、アリは食べない。
だんだんにわたしもブラックサンダーに情が移る。
カナヘビって、かわいい。あの目と笑ったような口が最高にかわいい。ブラックサンダーのために、私も虫を探し出す。
家の中の蜘蛛を家族で探し回る。見つけたら、即手づかみで捕まえ、ブラックサンダー送りにする。
公園でも探す。
妹たちにも命じて、虫を探させる。
妹たち、虫なんか無視。あたまがメルヘンなので、
ふと見ると、虫かごに、どこから見つけたのか、芝犬(多分)の抜け毛をパンパンに詰めている。
「ブラックサンダーのベット。」
そんなに大量の犬の抜け毛、どっから持って来たん❗️捨てなさい❗️
妹、びっくりして泣く。
想像を絶する大変さである。
それでも、ブラックサンダーだけの時は良かった。
なんっっとか餌も確保出来ていた。
だけど、長男はまた2匹カナヘビを捕まえてきたのである。(おい)
続く