映画「九十歳 なにがめでたい」を見ました。 娘の話では、わたしは本も読んでいるらしいのですが、記憶にありません。

 

「なにか、としよりの愚痴ばかりで面白く無い、と言ってたで」と言いますから、途中で止めたのでしょうね。

 

しかし映画は割と面白かったのです。 草笛光子さんの演技が良かったのでしょうね。

(以下ネタバレがあります)

 

映画全体を流れる、ふてくされの表現がなかなか良くできています。

 

ふてくされも、度を過ぎると面白くなくなりますが、 あぁ~ またふてくされたな・・・と、仕方ないおばさんやなぁ・・・、と思わせるのですが、ちょっと面白いなぁ・・・と、感じさせる何かがあるのですね。

 

あれは草笛さんの、演技力なのでしょうねぇ。

 

唐沢寿明さんの演じる、編集者役の家庭環境も、自然に在りそうな?設定で良かったです。(本当の話?)

 

このことは本の中ではどうなっていたのでしょうか、そこまで読んでいませんでしたから判りません。

 

別れたい思いの嫁さんに、普通に「あなた嫌いなの」と言われる場面、あれはそれまでの紆余曲折の中ながらの、歯切れの良い言葉と演出で、見ていてスカッとするものがありました^^

 

わたしがスカッとしたくらいですから、流石の夫唐沢編集者も、全てを理解して別れを決心するのですね。

 

映画の中で主人公が、タクシーの運転手に「携帯とスマホと、どう違うというのかね~」と問う場面がありましたが、あの言葉は多分、わたしの年代の前まではリアルな言葉なのだろうと思いますね。

 

佐藤愛子さんは、わたしより21歳上のようですから、ほとんどわたしの母親と同じ年代です。

 

わたしより21歳上という事は、終戦時には21歳だったことになりますから、戦中戦後の苦労から、携帯やスマホの違いを尋ねるトシにまで生き延びてきたのですね。

 

わたしは佐藤さんの本は読んでいませんが、一筋縄ではいかない生涯を、ほんの少しですが聞きかじっています。

 

そんな佐藤さんの、映画「九十歳 なにがめでたい」には、その辺の迫力も仄かに感じられる気がしてきたのでした。

 

佐藤さんは携帯とスマホの違いをタクシー運転手に聞きましたが、わたしがもし、佐藤さんのトシまで生きていたとしたら、何を尋ねるのでしょうかね。

 

想像したら、なにか恐ろしいような感じがしてきますねー ^^;