サツキの展示会が開催中とのことで、出かけてみました。

 

会員のみなさんの力作が展示されています。

 

↑ 半懸崖の可愛い姿ですね。今から50年程前、一本の木から、赤や白の花が咲くのを知った時には驚いたものでした。

わたしは既に盆栽の修業をしていましたから、直ぐにその良さを感じて、早速仕入れに走り、育て方を習い、長い間商売をしたものです。

いまではもう止めていますが、展示会を見ると懐かしく、あちこち奔走していた若い頃を思い出します。

きょうも昔から知っている86歳の方に会場で会えました。

ただ、昔からの知り合いの人は、その人一人でした。

 

↓ これは小品作りの席飾り、と言います。 まだ若い木が主ですが、値段に関係なく、楽しめるのも面白いものです。

 

↓ こういう木を 文人木 と言います。 昔文人墨客の愛した姿という意味が有るのです。

幹の太い迫力型でなくて、ヒョロリとした風情から、そのように言われるようですね。

下の幹は、根が伸びて支えています。 盆栽では 根上がり と言います。

 

↓ こう言う木は、三幹 さんかん と言います。 多幹の木は、大体奇数で作ります。

偶数の幹の木は、余程の銘木でないかぎり、一本切られて奇数にさせられます。

元々盆栽から来た作り方で、偶数ですと、全体の姿が座りが良く、動きが無いから、と嫌われます。

奇数の方が何となく全体の姿が、正三角形や正四角形に成り難く、不安定な形に成りますから、左右どちらかへ、全体の力が傾くように感じるのですね。それを動きとも言って、それで、自然らしい野趣が感じ取れることにもなるようです。 

西洋のシンメトリーの逆ですね。 不安定の中での心の安らぎのような感じでしょうか。

生け花にも通じているようにお見受けするのですが、そちらの知識は有りません。

 

↓ 反対がこの木のようなドンッとした、堂々たる木ですね。幹がうねっていますが、若くて細い頃、針金で曲げているのです。

それで鹿沼土の畑で何年間か作り、幹が太ってから鉢に入れて、枝や姿を整えます。

こう言う木は、模様木 もようぎ と言います。

わたしも若い頃は一日300本位、細い木にアルミの針金を巻いて、幹を曲げていました。

肩は凝るし、歯まで痛くなっていました。 そして当時、大きく成る前に全部売れてしまっていましたので、それから苗作りは止めました。

 

↓ こういう木の姿は、斜幹 しゃかん と言います。 左から右へ風の強い場所の木の姿です。

サツキ盆栽と言いまして、サツキも盆栽作りをしていますから、一般の盆栽の用語が使われます。

これは 文人の斜幹 ですね。

 

↓ サツキの添え木に、可愛いギボシの斑入りがありました。 赤やピンクやの色とりどりを見ていますと、このようなものにホッとしますね。

 

まだまだ良い木も沢山あったのですが、この辺にしておきます。

 

毎年サツキの時期には、ようやく半袖の服を着るのですが、今年はもう一週間前から着ています。

 

久しぶりに古自転車に乗って、ギコギコと行って来ました。