またしても一泊入院をしてきました。

 

一昨年は大腸検査で、ポリープを取って少し出血したからと、念のために一泊入院し、去年は膀胱の中の石を砕いて取り出す手術で一泊入院しまして、今年の一月末は、前立腺の生体検査の為に一泊入院しました。

 

まぁ一泊で家に帰れる訳ですから、ありがたいことだと思うべきなのですが、その一泊でも夜はなかなか寝られないものです。

 

今回の一泊は一日絶食絶水でしたが、その点は苦にならないかったものの、午後の2時から検査をして、明くる日の朝8時まで、上半身だけでも起きたらいけないという事が堪えました。

 

なにしろ一週間前に軽いギックリ腰をやっていましたから、寝たままは腰に痛みが来て、寝返りもままなりません。

 

寝返りは、元より点滴や尿チューブを付けていますから、なかなか気を遣うのですが、おまけの腰の痛さで、長い一晩を耐えるのが、難行苦行のような感じのものでした。

 

そして今回は、何故か枕をしたらいけない、ということだったのです。

 

枕無で寝ると言うのもきついものですね。 横を向くと肩から首が下に落ちて、寝難いこと甚だしいのです。

 

枕無しというのは何故なのでしょうか? 理由を聞かなかったのですが、初めてのことでした。

 

話は飛びますが、昔高校生の頃三段跳びで腰を痛めまして、その時は病院での検査の際、腰にレントゲンの為の造影剤を注入しました。

 

そしてその時は、造影剤が頭の方へ行くといけないということで、頭の方を高くしたベッドで寝かせられましたが、お陰で夜中にベッドから落ちて、慌てて這い上がり、朝には周囲の人に笑われたりしたものでした。

 

しかしその時の方が枕無よりは寝易かったようでした。

 

明くる日の朝6時頃には、枕を頭の下へ敷いてくれましたが、この時には枕の有難さを心底感じましたね。

 

昔から、枕を高くして寝る、ということは、心豊かな状態の場合に使われるようですが、枕無で一晩寝てみて、身を持ってその意味を、反対の状態から嚙み締めたようなことでした。

 

明くる日の午前10時過ぎには、尿の状態から退院の許可が出て、セーターやコートを着込み、歩いて近くのJR無人駅に向かいました。

 

三度目の一泊入院でしたが、どれを取ってみても、当然ながら余り歓迎するようなものでも無かった気がします。

 

しかし今回の入院では、医師や看護師さんの親切が、今まで以上にありがたく感じられたものでした。

 

朝食の味付けも、今回は美味しく感じられて、嬉しい意外さも経験できたのでした。