最近はまたまた藤沢周平さんの本を読んでいます。 今は「春秋の檻」 獄医、立花登 手控え一 を読んでいますが、これもまた14年~16年前に一度読んだもので、再読なのですが面白いのです。
藤澤さんの本を今年になって既に17冊ほど読んでいますが、先日からお休みして高村薫さんの「我らが少女A」を読んでみました。
昔から高村さんの本はなるべく読むようにしていますが、暫くはついつい遠ざかっていました。
別に理由は無いのですが、単に、忘れていた、ということなのです。
何時も読ませて頂いている方のブログにも書きましたが、わたしが20歳の頃住んでいた地域に少女高村さんも住んでいたようですので、多分お住いの家の前も何度も通ったはずです。
当時通りの家々からは、夕方にはピアノの練習曲とスピッツの鳴き声が良く聞こえて来たものですが、その内のピアノの練習曲の一つは、高村さんのものだったろうと想像が付きます。
また、当時わたしの住んでいた家は地域内の大通りに面していて、阪急の駅に行くには必ず通る道筋にありましたから(遠回りをして教会の方向から行けば別ですが)、少女高村さんが家の前の道を通っていたことなども想像できるのです。
そしてまた、高村さんの小説には、わたしがその後住んでいた地域が何度か出て来ました。
そのようなことで、特に関心を持っていた作家さんなのですが、近年はその存在を忘れていたのですね。
そんな中の小説「我らが少女A」に付きましては、実は途中で読むのを止めてしまいました。
この小説は、作風が独特のものになっていまして、最初は戸惑いながらも面白さを感じて読んでいたのですが(作者も面白みを持って書いているのでしょう)、その内にその作風に飽いてしまったのです。
独特の作風に乗った、ストーリーの展開の遅さにも、飽いてしまう原因の一つが有ったようでもあります。
これはわたしの、せっかちな読書癖から来ているものかも知れません。
それで読書を一応止めた後、時々やる、小説を終わりから読んでみたり、途中を数ページ何度か取り挙げて読んでみたりしましたが、特に惹き込まれることが有りませんでしたので、中止となりました。
そしてまた高村さんの作品に良く出てくる警察官合田氏には、以前から好感を持って読んでいましたが、この作品では警察大学の教官役に出世していました。
警察大学は昔は、都内の中野学校の跡に有ると読んだことが有りましたが、その後は小金井市ですか(関東の地理は良く解りませんが)、野川公園の付近に警察学校と共に移転したのですね。
何処の地域でも、警察学校や消防学校は市街地から郊外へと移転が進んでいるようです。
こんな所からもわたしが高村作品から遠ざかっていた月日が感じられました。
そんなことでまたまた藤沢作品へ後戻りました。 こちらは展開も早くて良いですね。
今後も当分藤沢作品読書が続きそうですが、また何か興味を引かれる本がありましたら、暫しそちらの方へ移って読むかもしれません。
何しろわたしは図書館の建物に入りましたら、藤沢作品の棚へ行くまでにも、何時もキョロキョロしては小さなアンテナに掛かる本を探していますので。