盆栽の黒松の手入れを始めました。 去年より遅くなりましたが、春蘭の植え替え終了が遅くなりましたのでそれにつれて遅くなったのです。

 

春蘭の植え替えが遅くなったのは、わたしの体調が10月位までやや思わしく無かったからで、最近は元気も出て来だしましたので、ようやく松の古葉刈りへの気力も湧いてきました。

 

しかし屋外ですから、雨が降るとダメ寒いとダメで、なかなかはかどりません。

 

そんな中、先日は89歳という盆栽の知人から電話があり、松の手入れがままならないのでどこかで売って来てくれないか、とのことでした。

 

取り合えず見に行くはと言って、車で5分ほどの家に出かけましたが、相変わらず松の手入れは良く出来ていて、几帳面な性格そのままに、どの松もキリッとして隙が無いほどです。

 

この方は若い頃からの知り合いで、何度か趣味で育てている松を譲ってもらい、わたしは商売をしたことがあるのでした。

 

話を聞いていると、最近は目が悪く成り、特に松の古葉刈には苦労することになったとのことです。

 

何となく、この方が以前、何十年か通った床屋さんが散発中に二回ハサミを落としたので怖くなって、床屋さんを替えたという話を思い出しました。

 

今度の場合、松の床屋さんの方から恐くなって、お客さんである松を他所へ行ってもらうべく苦慮していることのようです。

 

そこで考えた結果、他所に住むわたしの知り合いの比較的若い盆栽屋さんに連絡してみることなど話し、わたし自身はもう最近は遠方の盆栽市には行かないことなど話しました。

 

そしてふと、Yさんは何歳位から盆栽を始めたの?と聞きますと、なんと、24歳からと言われます。

 

・・・それじゃあわたしが14歳の頃で中学生です。

 

そうか~~、先日93歳のSさんが亡くなったので、この町ではわたしが最長期盆栽関連の者だろうと思っていた予想が一瞬にして塗り替えられることになりました。

 

最長期盆栽関連は別に自慢するほどのことでもないし、むしろまだまだ上の人が居るという事は励みにも成ることですから、そうか~~と、この狭い町でも世間は広いのだ、上には上が居ると逆に感心させられました。

 

しかしまた、盆栽の先輩がこの町でYさん一人であろうことが、何となく自分の年齢を意識して、頼り無い話のようにも感じられたのでした。

 

多くの盆栽の先輩達が生き生きとして盆栽栽培に勢をだしていた時代は、今や遠くに去ってしまいました。

 

 

先日はまた市場に行ってきました。 相変わらずの品物ばかりで、目新しいものは有りませんでした。

 

そんな中、如何にも年末、と言える物が二点。 一つは黒松の新芽ですね。 良く伸びています。 しかも奇麗に揃っていて、正に職人芸ですね・・・。

 

それともう一つは葛ですね。 生け花に彩りとして使うのでしょうけど、来年の蛇年には関係なさそうですね。