またまた歯医者通いをしています。 何時まで続く歯医者通い  わたしのような子供時代のカバヤキャラメル、グリコキャラメル世代の宿命なのでしょうか。

 

毎日学校から家に帰り、親に10円貰って買い食いしていた結果が今の今まで影響しているのか、ここ数十年は毎日3度歯磨きをしているのに、依然として歯医者さんから縁を切られることはありません。

 

もう随分昔、トラックを運転していて丁度市内のバッティングセンターの前を通っていた時でした。

 

トラックのラジオから、【昔アメリカでスリースリー運動と言うのが流行りましてね、三食後三分以内に三分間必ず歯磨きをすれば、90歳に成っても自分の歯が保てると言うのですよ・・・】との声が聞こえてきました。

 

~そうかぁ・・・、それは良いかもなぁ・・・~ 直ぐに納得したわたしは早速その日からそれを始めました。

 

わたしは、歯磨きとは・・と言う事で、自分ながら以前から理論付けていることがあるのです。

 

歯磨きとは、一日に三度、長靴を履いて泥沼の中を歩き、帰ってその都度靴磨きをしているようなことなのだ。

 

朝泥沼を歩いた後、長靴の泥を隅々までブラシで落とし、水を流してピカピカに成るまで掃除して、また昼には泥沼を歩く、そして磨いて夜にも歩く。

 

それを毎日毎日続けている訳なのだが、歯磨きと靴磨きの大きな違いは、靴磨きは靴の全てが見えるのに、歯磨きはほとんどが見えないで勘で磨いている、ということなのだろうと思うのです。

 

このほとんどが見えないで勘で磨いていることが、何時の間にか残りの泥(食べ物)に菌の繁殖を生んで虫歯になるのですね。

 

それから考えれば、入れ歯の人の歯磨きは、靴磨きにとても似ている感じですね。

 

一日三度食後三分以内に歯磨きを始めてから30年位経ったでしょうか、確かに虫歯が出来ることは減りましたし、虫歯に成っても進行が遅く成ったような気はしていますが、虫歯が無くなると言うことは有りません。

 

それに歯医者さんの話では、寝ている時の歯軋りで、欠けたり割れたりする歯が出来るようになったのはトシの勢でもあるらしく(多分歯が脆くなって)虫歯にプラスして治療の必要な歯は無くなることが無いようなのですね。

 

そんなことで80歳を目の前にして、未だに歯医者さんとは縁が切れないのですが、先日歯の治療中に、いったい自分は何件の歯医者さんに通ったのだろうかと考えてみました。

 

歯をガリガリやられている時、気を紛らわすためにいろいろ考えますが、その一環なのですね。

 

大阪に居る時は2軒の歯医者、田舎に帰ってからは1軒2軒・・と考えてみましたら、7軒の歯医者さんを渡り歩いていることが解りました。

 

その内何軒の歯医者さんが良かったのか・・と考えますと、3軒の歯医者さんはとても技術の良い歯医者さんだったようです。

 

しかしその内の2軒は、先生のお歳で途中廃業されまして、仕方なく次の歯医者さんへ行くことと成ったのです。

 

思い出すだけで歯が痛み出すほどの困った歯医者さんも居られましたが、現在通い始めた歯医者さんは3軒の良い歯医者さんの内の一軒なのです。

 

一昨年に新しく開業された医院なのですが、わたしは実はそれとなく下調べをしていていたのです。

 

と言いましても、新しい歯医者の近くの床屋さんへ50年来通っている関係で、そこの大将に歯医者の噂を聞いていただけなのですけど・・・。

 

床屋の大将の話では「なかなか評判が良いみたいよ・・」とのことで、新しく開業したことから技術も設備も良いだろうということもあり、次の治療の際の第一候補に挙げていました。

 

今まで通っていた歯医者にイマイチ満足度が足りませんでしたので、新しい所を探していたのですが、その新設歯医者さんにはちょっとまた特別な関心事もあり、床屋さんへ行く度に何度か情報収集をしていたのですね。

 

時別な関心事と言いますのは、そこの先生の母親はわたしの同級生なのです。

 

そこの先生の母親は、わたしと小学校で2年間同じクラスだった女性で、ご主人も女性のお父さんもお医者さんでした。

 

以前も書きましたが、わたしが小学校5年6年の二年間のクラスは未だに仲が良くて、小学校卒業後も何度も教師を交えて同窓会を開いてきましたから、その歯医者の先生のお母さんとも何度も同窓会で会っているのです。

 

おとなしく控えめな女性なのですが、勉強の良く出来た笑顔の優しい人なのですね。

 

新しい歯医者さんに通い始めて確かに技術の進歩を感じています。 今までの歯医者さんでは、3度程同じ歯の欠けた部分に入れて貰った詰め物が間も無く取れてしまいましたが、今度は治療法が全く違っていました。

 

奥の方ですから良く見えませんが、詰め物が欠けた歯にガッチリと合体していることが感じられます。

 

しかし歯医者さんですから、マッサージ屋さんで揉んでもらっているのとは違い、キリッと痛い思いをすることはままあります。

 

そんな時今まではなかった現象がふと現れるのですね。 同級生の母親が先生の頭の上の方でニコッと笑っているのです。

 

これではもう男子の見栄で我慢するしかないのですねぇ。 

 

歯の治療が完全に終わった時どうしょうかと迷っていることがあります。

 

「先生、お母さんの○○さんはお元気ですか?」 と聞くべきかどうか・・・。 

お二人にお礼方々、聞くべきようにも思われますね。