最近は忙しくしています。 それでも映画と本は欠かさず見て読んでいます。
本は何時もながら各種受賞作品を探して読んでいますと、いろんな未知の作家の本が読めて新しい発見が有ります。
最近読んだ本は
「犬の系譜」椎名誠著 子供の目から見た家族の姿と、飼われている犬の様子などが書かれていて、とても穏やかな気持ちで読める短編集です。
「受け月」 伊集院静著 草野球を通しての人々の生き方など書かれていますが、特に小学生から高校生、また大人の草野球を見るのが好きなわたしには、話の筋以外にも興味が持たれました。 これも短編集です。
「プラナリア」 山本文緒著 いろんな女性の生き方が書かれている短編集ですが、表題のプラナリアは乳がんの主人公の物語でわたしには合わず、それ以外の短編は面白く読むことができました。
この作家の本などは、今回の各種受賞作品の選択方法でなければ、とても手にすることの無かった本だろうと思います。
30代後半から40代の女性の様々な生き方を中心にした物語ですが、女性作家の作品だと言うことも有り、直木賞受賞のシールが無ければまず目を留めることも無かった筈です。 とても文章巧者の作家さんでした。
各種受賞作品からの抽出ならではの世界の広がりのようなことが、実感されます。
現在は篠田節子著 「ゴサインタン 神の座」を読んでいます。 これも女性作家の作品ですが、全般に各種受賞作品には女性作家の物の方が多いのですかね。
女性作家敬遠傾向にあるわたしですが、山本文緒さんの本が読めたのでその勢いで読んでみることとしました。
しかしこの作品は、今のところ最後まで読めるかどうか解りません。 話がどの方向へ行くのかまだまだ不明ですから。
映画の方も最近は割と恵まれています。
「ドクター・ノオ」 イャン・フレミングの昔の本を久しぶりに手にしたら、007シリーズの最初期の映画を観る機会ができました。
例の市場の映画好きジャズ好き仲間の人が、わざわざ持ってきて貸してくれたのです。
やはりジェ―ムス・ボンドはショーン・コネリーが良いですね・・・。 最初に観たのは20代の頃ですから懐かしい限りです。
「インソムニア」アラスカが舞台の刑事ものですが、脛にキズを持つ刑事アル・パチーノが、またしても同僚を誤射して・・・という、なかなか心理面を掘り下げた内容でした。
「ジャッカル」ブルース・ウイルスの殺し屋がFBI長官を狙う内容ですが、この映画も良く出来たものでした。
昔「ジャッカルの日」というド・ゴール暗殺計画を描いた映画が有りましたが、勝るとも劣らないものが有りました。
この「ジャッカル」は、最後の最後リチャード・ギアが去って行く時、貨物列車が右手から来て、リチャード・ギアの姿がその貨物列車に隠れるのですが、そこに来て「あっ、以前観ていた・・・」となりました。
なんとも楽しいわたしの記憶力です。
先日仕入れた山アジサイの中に、どうやらクレナイ(紅)が混じっていたようなのです。
当時仕入れ先のご主人に「クレナイはないですか」と聞きましたら、「クレナイはこの一鉢だけだから売れないのよ」と言われ、「それじゃあ仕方ないので紫の濃い色のものを貰います」と言って仕入れて帰ったのが写真の山アジサイなのです。
(中に草アジサイは一つ有りますが)
ところが紫色が濃いどころか、白い色のがくの花が3鉢咲きまして。 「おかしいなぁ~~」と思っていましたら、徐々に紅が差して来ました。
これはもしかしてクレナイかも、と思いまして、現在様子を見ているところです。 どうもクレナイのような感じです。
クレナイはわたしの好きな花なのです。 昔ヤフーの掲示板で「プロとして好きな花は何ですか?」と聞かれたことがありましたが「山アジサイのクレナイですかね・・・」と答えたことが有りました。
そうしましたら、掲示板の人達でクレナイをご存じの方が居られなかったのですね。 皆さん検索してみてビックリされたようでした。
真っ白から鮮やかな紅に徐々に変色して行く植物が有るということに、驚かれたようでした。
写真の花がクレナイでしたら・・ということで、3鉢の内1鉢は大き目の鉢に植え替えて様子を見ることとしました。
価格的には高い物では無いのですが、久しぶりに変化を見られるかもしれませんので。