先日の新聞に、陸ヤドカリという動物が、プラスチックゴミを利用して宿にしている写真が載っていました。

 

一匹は割れた電球の金属部分に入り、もう一匹は青いプラスチックの何かの容器の中に体半分収まっています。

 

宿借り、というくらいですから、ヤドカリは元々他の貝類の空き家を利用して、自分の住家にする習性があるのでしょうが、それがプラスチックゴミへと転化されたということなのですね。

 

ヤドカリとしては、それがプラスチックゴミであるという認識は当然無いのでしょうけどね。

 

ヤドカリとしては丁度良い所へ落ちていた容器を利用して、その中へ収まってみたのでしょうが、人間としてはちょっと複雑な心境に成りますね。

 

ゴミの不法投棄は法令違反であり、またプラスチックゴミはいずれは細かく分解されて、海などで回収不可能な有害ごみになりますからね。

 

或る意味、ヤドカリのプラスチックゴミ利用は、野生動物に対する餌遣りとも似ていますね。

 

ヤドカリに取って利用しやすいプラスチックゴミがそこかしこに在る事によって、貝殻よりは頑丈な耐震性のある宿を獲得して、今まで以上に安心して子孫繁栄に繋がることとなるかも知れません。

 

そうしますと丁度野生動物への餌遣りと同じで、ヤドカリの数が異常に増え過ぎ、今度はそれを捕食する鳥の数が増え過ぎるかも知れませんね。

 

そうしますと今度は鳥の糞害と言うものが発生します。 街中に糞爆弾がやたらに落とされ、人々が憤慨する。

 

何事も過ぎたるは害を生むで、プラスチックゴミにしてもくれぐれも不法投棄は慎むべきことなのですね。

 

ヤドカリがプラスチックゴミに気持ちよく入っているような写真を見て、以上考えてしまいました。

 

ヤドカリのプラスチックゴミ利用から、ついでにカニのことも考えてしまいました。

 

カニは自分の甲羅に合わせた穴を掘る、と言いますが、これは身の丈に合った生活をせよ、という意味が込められているのですね。

 

つまり、足るを知れ、ということと同じ意味になるようです。

 

無理をして豪邸を建てたり、やたら高級車を乗り回すようなことはするなということでしょうが、わたしくらいのトシになりますと、身の丈に合ったとか、足るを知れとか言われなくても、自然に足るを知って身の丈に合った生活を余儀なくさせられています。

 

つまりもう今以上に何をか望まんや・・、という心境で、死ぬまで平々凡々で行けばよろしい、という心境ですね。

 

よく遊びに来る和尚さんに、以前話の中で(・・そうそう、わたしが余り高級な蘭は購入しないということから)カニは自分の甲羅に在った穴を掘ると言うじゃあないですか、と言いますと。

 

いやカニは大きな穴を掘るで、甲羅の何倍も有る穴を掘るで・・・と言われます。

 

和尚さんの方が田舎の出身ですから、わたしよりはカニにも詳しいだろうと、そうかなぁ~~、それは多分野鳥などの敵が来ても、どの方向からでも直ぐに穴に逃げ込めるように、多少玄関口は大きめにしてるということなのでは、と答えておきました。

 

ヤドカリの場合はどうなるのでしょうかね。

 

ヤドカリは天敵がくると、後ろの宿の中へ体を入れ込んで身を守るのでしょうけど、これが大き過ぎれば天敵にほじくり出される恐れがありますし、小さすぎると全ての身が入りきらず攻撃されそうです。

 

やはり丁度良い大きさで、重過ぎもしない宿を探すのでしょうけど、プラゴミならいろんなものの中から、身の丈に合ったものをチョイスできそうですね。

 

それではまた最初の話に戻って、糞害にまで進みますねぇ。