何気ないことから、ふと昔の或る日の一場面を思い出すことがあります。
散文風に思い出すままに書いてみました。
「お父さん、お父さん、アニメが今日さいしゅうかいで終わりやで!!」
上の娘と下の息子が 目を輝かせて走って来た
最終回でしかも終わり、ということがなにか特別に思えるらしい
「そうか~、そやけど、最終回と言う事は、終わりと同じ意味やで・・・」
「えっ、・・・なんや・・おなじか・・」
なぜかしら肩を落として去る二人
偶に店を休んでも 遊びに行く良い所を知らないから
田舎の土手で弁当を開いて食べた
下の道路を走る軽トラから おいさんがこっちを見て通った
「変な所で弁当食べている一家が居た」
たぶんあのおいさん 家で話すだろうな
帰りに河原におりてみたら とても良い場所があった
子供と河へ石投げしたが あまりおもしろくなかった
息子がもうすぐ一年生になるので 「一年生になったら」の歌を皆で歌って帰った
娘の幼稚園の運動会が午前中ですんだので
一家で河原に行き弁当を食べた
ちょっと離れた位置から写真を撮った
今もアルバムに在る
息子が 捨てられていたらしきプラスチックの機関車を引きずって幼稚園から帰って来た
わたしと目が合うと すでに泣き始めていた
叱られるのはわかっていたけど それでも機関車の魅力には勝てなかったのだろう
夏の夕暮れ 庭に犬を放す
庭石に腰掛けるわたしの前を 犬があちこち往復する
家から 子供の笑い声が聞こえる
一服して さあ小屋に入るか・・
犬はまだ遊びたくて近寄らない
そうか もうしばらくこうして居ようか
良く音楽が頭の中を流れる
カーペンターズの題名を知らない曲だったり
オペラの一節だったり・・・
ふと娘が騙りと詐欺は違うのか と聞いたら
イタリア民謡の「カタリ・カタリ」が頭の中を流れた
