大森実著「ケネディー」も半分と少し読んでいます。

 

「ケネディー」を読むに付けて、何故と考えるまでもなく、知りたい事柄は明確なのですね。

 

一つは ケネディーとベトナム戦争の関連は

 

一つは 暗殺の本当の理由と、手を下した犯人とそれを指示した人間は

 

また一つは ケネディーの真の人間性は

 

そしてまた、もし書いていればマリリン・モンローやフランク・シナトラとの関係

 

これらが挙げられますが、前の二つや最後の件はまだ何も明らかにはされていません。

 

大統領に成ってからの数年と、少年時代、青年時代、下院議員へ、上院議員へ、ジャクリーンとの結婚、そこまでしか、今のところ書かれていませんので、今からになりそうです。

 

その青年時代は、海軍に所属して、魚雷艇PT109での九死に一生を得た有名な事件が有りましたし(これは映画にもなりわたしも見ています)、その後終戦後のことはかいつまんで書かれていますが、暗殺の事は本人JFKのことはさておき、ロバート・ケネディーの経緯が先に書かれていました。

 

ロバートの暗殺に関しては、ロバートが兄の死後弔い合戦でカリフォルニアを制し、Vサインを出したのち、サーハン・サーハンというシリア難民の小せがれに拳銃で撃たれたが、その背後にはチーム・スター(注)とホッファー(その悪組織の代表者で、ロバートが中心に成り摘発投獄する人物)が居ると確信。そのまた背後にはニクソンの影があると確信した。

 

と筆者は書いています。

 

(注)チーム・スターとは、元々荷馬車の馭者のことを呼ぶ呼び方で、労働組合の中のトラック運転手組合でも在るのだが、他にいろんな労働組合の同居した団体で当時1800万人という組合員を擁し、アル・カポネの残党のマフィアとの繋がり強く、その勢力は連邦政府や地方裁判所にまで及んでいたそうです。

 

その中で汚職や非合法行為が繰り返され、ロバート・ケネディーはそれの摘発に関わっていました。

 

またニクソンと組合の繋がりも、中半公然化していたようです。

 

ロバートと言えば、来日した当時の映像を憶えていますが、その笑顔と共にとても印象が良かったものでした。

 

早稲田大学で講演を行った後、応援歌を学生達と一緒に歌った(♪早稲田、早稲田、早稲田・・・♪と繰り返す所だけでしたが)映像がTVで流れ、高校生だったわたしはその講演を聞いた学生さんたちがとても羨ましく思えたものでした。

 

来日はJFK暗殺の一年前のことだったようです。

 

本では、まだJFKは上院議員ですが、ジャクリーヌと結婚する直前、付き合っているジャクリーヌがイギリスのエリザベス女王戴冠式に取材の為出かけます。

 

ジャクリーヌは独身時代ワシントン・タイムズ・ヘラルド紙に就職して、カメラをぶら下げた女性記者だったのですね。 JFKをインタビューしたこともあるようです。

 

その後ジャクリーヌが帰国した空港で、JFKはプロポーズするようですが、ジャクリーヌがエリザベス女王の戴冠式に記者として出席していたことに、わたしの関心は向きました。

 

当時小学生だったわたしは、映画館のニュースで、何度も何度も面白く無い退屈な戴冠式のニュースを見ていた記憶があるからなのです。

 

今回の国王の戴冠式と同じ、やや上からのカメラアングルで、重々しい白黒画面を何度か見たものでした。

 

あの時記者席に独身最後のジャクリーヌが居たわけですね。

 

そうと知っていればもっと良くあちこち見たのですが・・・70年経った後で知っても遅すぎますね。

 

そんなJFKですが、結婚後も体の痛みに悩まされているのですね。

 

ハーバード大学時代、フットボールで痛めた背中と肩は、ソロモン沖海戦で彼が指揮していた魚雷艇PT109が、日本軍の駆逐艦天霧に激突され破壊された時、またしても激しく痛め、一週間ほど海中を泳いだことも悪化に強く影響していたようでした。

  

1954年JFKは、マンハッタン病院で椎間板の大手術を受け、腰部の椎間板のあいだに鉄板を入れて継ぎ合わせる手術は数時間かかったそうです。

 

しかしこの手術は成功とは言えず、その後も度々悪化をして彼を悩ましているようです。

 

本はまだまだ途中ですが、ジャクリーヌとの結婚式での神父の言葉が残されていますので挙げておきます。

 

「希望と絶望、成功と失敗、歓喜と悲しみの未来はあなたがたの眼から隠されている。あなたがたは前途になにがあるかを知らずして、死ぬまで互いに連れ添うのである」

 

そして、新婚旅行から帰った時、JFKがジャクリーヌに教えた詩も挙げておきます。

 

「これは僕が一番好きな詩だよ」と言って教え、ジャクリーヌにも暗唱させたと、友人の記録に有ります。

 

「死が私の手を取り、闇の世に私を導き、私の眼を閉じて、私の息を絶やすだろう。私は死との約束がある。炎に包まれた真夜中の街の中で、春が今年もまた北へのぼってくるとき、誓ったその言葉に忠実に、私はその約束にたがうまい・・・」

アラン・シーガーの詩

 

何事か考えさせられますが、本はまだまだ半分近く残っています。

 

遮光率0%のセッコク置き場です。 犬丸胡蝶と夢達磨中斑、奥の長いのは宝冠です。

 

犬丸胡蝶はもう少し大きく成って分けたいのです。 何度か失敗もしていますから。