感動した映画、良い映画、素晴らしい映画は沢山観てきましたが、余りにも多くて、それらを網羅するには何をどのように書き始めれば良いのか、取っ掛かりさえ見付けられません。

 

ただ取り合えず、わたしの過去一番の感動映画は「ニュールンベルグ裁判」なのですが、これは存在自体知らない方が多いようです。

 

昔映画好きを自負する姉の友人にその話をしましたが「知らんな~」で片付けられました。

 

そして彼女の「これは良いで」と教えてくれた映画が「ショーシャンクの空に」だったのですが、わたしの中では両者は比較の対象にもならないものでした。

(勿論「ショーシャンクの空に」も良い映画なのですが・・・ここらに、女性と男性の受け取り方の違いが在りそうな感じも・・・)

 

わたしの高校3年生時代の手帳には、就職のため大阪へ出かけた時見るべき映画として、「ニュールンベルグ裁判」が既に書かれています。 そして実際に上阪してから2~3年後には見ています。

 

スタンリー・クレイマー監督で スペンサー・トレーシー バート・ランカスター リチャード・ウイッドマーク マクシミリアン・シェル マレーネ・ディートリヒ ジュディー・ガーランド モンゴメリー・クリフト、というもの凄いキャストです。

 

内容は例によりほとんど忘れてしまっていますが、最後のほうの場面でバート・ランカスターの被告(法学者)役が行った陳述(大演説)を聞いた後、暫く心の中で唸ってしまって、椅子から立ち上がれなかったことを思い出します。

 

未だにこれ以上の映画には出会えません。 

次には、「禁じられた遊び」ですとか「二十四の瞳」が来るのでしょうか・・・。

 

その他も感動した映画は多くあるのですが、今日は理解できなかった映画を書いてみたいと思います。

 

まず「2001年宇宙の旅」です。 この映画はDVDで3度は観ているのですが、全く良さが解りません。

良さ、と言う前に映画のテーマそのものが解らないのです。

 

最初の場面で、猿人らしき動物同士が争い、棒を武器にした猿人側が勝って、勝利の喜びからその棒を空に投げ上げますが、その棒が次の場面でパッと近代の宇宙船に替わります。

 

この場合わたしは、棒は武器ですから、端的に水爆実験のキノコ雲に替わった方が良かったのではと思っているのですが・・・。

それはともかく、とにかく話が前後して(前後しているのかどうかも不明ながら・・)最後の方の場面に成りますとまたまた訳が解らなくなります。

 

赤ん坊が出てきたり・・・もう最後に見たのが5年以上も前ですから詳しくは忘れていますが、とにかく掴みどころさえ解らないのです。

 

しかしこの映画の評価は特に高いのですね。

映画批評家が選ぶベストテンや、映画監督が選ぶベストテン、映画人が選ぶオールタイムベスト100外国映画編

等々で、常に上位に入っています。

 

(小津安二郎さんの「東京物語」も何時も高い評価を受けていますね、そのちょっと真似をしたロバート・デ・ニーロ主演の「みんな元気」も高い評価です)

また公開当時1968年の興行収入も世界一位だったようです。

 

それなのにわたしには価値が解らない。 

 

そしてまた色んな映画好きの方との話の中で、この映画の良さが本当に解っている人には、わたしは過去に一人しか会ってないのです。

 

しかし残念ながらその方と親しく話をしたことは有りません。

或る掲示板の中でのことでして、その方が「『2001年宇宙の旅』には心から感動しました」。と語っていたのを読んだことがあるだけのことなのです。

 

わたしとしては是非その方と詳しく話したかったのですが、その方は病気がちな方で、遂に話をする機会は訪れませんでした。

 

わたしはピカソンの絵ですとか、この映画「2001年宇宙の旅」ですとか、皆さんが本当に最高の評価をしているにも拘わらず、自分には理解できないものを、嚙み砕いて説明してくれる方を常に求めているところが有るのですが、未だにそのような方とは遭遇できません。

 

解り難い映画で他に思い出しますのは「8 2分の1」ですとか「市民ケーン」、また日本の「ツゴイネルワイゼン」ですね。

 

こちらも高い評価を受けた映画ですが、こちらの方は一度は観ているものの、わたしには全く興味が無く、是非その良さを知りたいとは全然思いませんから、不思議なものです。

 

或る時一度「『ツゴイネルワイゼン』のような映画は、監督の自我のみで作られたもので、観客を意識して作られた映画ではないだろう」と或る人に話したところ、「映画とは全てそのようなものだ」と答えられたことが有りました。

 

それは違う話だろうと思っています。

自我を通しても解り易い良い映画も有りますし、観客サービス満点の映画でも、つまらない映画は多いことだろうと思われます。

 

先ほど挙げた、わたしにとって解り難いが興味もない、と言う映画はどうも、監督の自我満載で解り難い、の範囲に入る映画に成るような気がします。

 

では「2001年宇宙の旅」やピカソの絵は? と聞かれても困るのですけどね・・・。