昨日は一日晴れましたが、今日は朝から曇りの予報が雨となっています。

この先一週間の予報は、雲マークか雨マークばかりですから、梅雨本番と言うところなのでしょう。

 

商売上からしますと、とても嫌な季節です。

雨が掛からない方が良い植物は、作業場の中に入れたり、それでもより明るい場所を探してあちこち移動したりしています。

 

置き場所に関しては明るさばかりではなく、気を付けなければいけないことが他にもあります。

それはナメクジ対策なのです。 これが恐ろしい敵なのです。

 

ナメクジは、セッコクの新芽や、風蘭の根先を好んで食べます。

今までに何度か痛い目に合いましたが、最も被害の大きかったのが、わたしにとっては高額なセッコクの新芽を食べられた時でした。

 

満を持して買ったセッコクの新芽がようやく出て、やれやれ良かったと思った次の日。

朝一番に嬉しい確認をしようとセッコク置き場を見たとき、何か高額セッコクの矢の間に変なものが見えます。

 

「エッ?」とまばたきして見直すと、なんと、セッコクの新芽の上に小さなナメクジが馬乗りに成っているのです。

直ぐに名札でナメクジを弾き飛ばしましたが、新芽は奇麗に食べられていました。

 

「あぁ・・ナメクジの腹の中に5万円入ってしまった・・・」

それから暫くは次の新芽は出ませんでした。

出ても最初の芽より小さくなるのです。

 

その後、その鉢ばかりでなく、他の鉢の中にも潜んでいるかも知れませんから、付近全ての鉢から蘭を抜いて調べました。

そうしたら、他の鉢の中には居ないのです。

皮肉なもので、選りによって一番高額な品物が食べられたのでした。

 

いろんな経験を何度か経て、銅イオンを嫌うとか、ナメクジ退治専用薬を使うと良いとか、いろいろ試したのち、最近ではどうにか順調に育てられるようになりました。

 

棚の上に金属製の専用鉢枠を置いて、その上に蘭類を置けばナメクジは来ないことが解りました。

一時は蘭界では、ナメクジは空中も飛ぶ、などという流言が飛んでいましたが、金属製鉢枠上栽培で問題は解決したようです。

今のところは・・です。 

ナメクジも時代と共に進化する可能性も有りますから、決して油断してはいけませんが。

 

小屋に入れたセッコクです。

 

外の置き場のセッコクです。

 

新芽が気持ちよく伸びてきています。

風蘭も少し見えます。