「サル学の現在」を読み進んでいますと、進むに連れて本の内容がより面白くなり、ここに感想的なことを書くのが面倒になってきました。
チンパンジーの生態やゴリラの生態など、興味深いところを書こうと思いますと、その都度メモをしておかないと、記憶力の悪いわたしには忘れてしまうことの方が多いようですし、メモをしていたのでは面白い所を無心に読むことができません。
それで今後は「サル学の現在」からは離れたことを書きたいと思っているのです。
と、昨日書いてみたのですが、ゴリラの編でまた面白い描写が有りましたので書く気になってしまいました。
Y「ゴリラは仲間の喧嘩を止めることが有るのです」
Y「二ホンサルにもけんかの仲裁がありますが、あれはボスサルあるいわ優位のサルが劣位のサルの喧嘩を止めるのですね、逆は絶対にありえません」
Y「チンパンジーは、喧嘩をとめるにしても、政治的にうまく立ち回ることばかり考えているようで、品性がいやしいところがあるのです」
Y「ゴリラの場合は、優劣関係から一歩抜け出した社会関係を作っている。他のサルは、優位者と劣位者が出会ったら必ず劣位者は自分が劣位であることを示す行動をとる。表情とか、しぐさとか。しかしゴリラはそんなことはしないのです。お互いの優劣関係をストレートに示さないし、喧嘩に負けても卑屈にならないのです。お互いに抑制をきかせた社会行動をする。こういうところも、高級な類人猿だなと思わせますね」
T「これはまた変わった社会ですね、結局類人猿の社会というものは、種によって一つ一つみんな独特ですね」
Y「そうですね、そして人間だけが、あらゆる類人猿の特徴を少しずつ持ち合わせている。だから研究すればするほど、人間がわかってくるような気がします」
(本にはもっと詳しく、興味深いことが書かれているのですが、書き写すのは何故か非常に疲れますので、興味を持たれた方はどうぞ原本を読んでくださいますように・・・)
「そして人間だけが、あらゆる類人猿の特徴を少しずつ持ち合わせている」
というところが面白いですね・・・。
人間は、チンパンジーのようにもなるし、ゴリラのようにもなるし、二ホンサルのようにも成れる。
この本を読んでいますと、どうしても考えてしまいます。
この現実の世界を・・・。