実は先日おじいちゃんが亡くなりました。
ちょっと前におばあちゃんも亡くなったばっかりで立て続けだったんですよね。
おじいちゃんは前日まで元気だったらしんですけど、ちょっとした風邪が悪化しちゃったみたいで。
もう85歳でしたからね。
にしても突然だったのでビックリしました。
もう僕10年くらいおじいちゃんに会えてなかったんですよ。
別に仲が悪かったとかではなく、単に会わなかっただけ。
なんなら住んでるのも実家から車で10分くらいの所だったので、会おうと思えばいつでも会えたのに。
大学進学の報告さえしてませんでした。
思えばずっとこの10年くらい生き急ぎ過ぎていて、家族のこととか全然考えられてませんでした。
大学受験のときも精一杯で。
大学に行ってからも自分のことに必死で。
この数年間はビジネスのことで手一杯でした。
だから時間を作っておじいちゃんとかに会うなんてこともしてなくて。
葬式の時までもうおじいちゃんも僕のことなんて忘れちゃってるかなって思ってたんですよ。
そしたら葬式の時に、母親が、
「これおじいちゃんが施設でいつも大事に持ってたみたいなの。」
って僕が幼稚園の時に描いたおじいちゃんの似顔絵を渡してくれました。
それですっごい申し訳なくて。
僕のこと忘れてるなんてことはなく、この10年おじいちゃんは僕に気を遣って会いたいって言わなかっただけなのかもなって。
昔は毎週のようにおじいちゃん家に姉と泊まりに行ってたんですよ。
古くて狭苦しい家だったんですけど、いつも優しく迎えてくれて。
公園にトンボを捕りに行ったり、夏はカブトムシを捕まえに行ったり、楽しく遊ばせてくれました。
最後に1回でも顔を見せてあげられたらよかったのになって今になって思います。
生き急ぐがあまり大切なものを見失ってはいけませんよね。
両親はまだ元気なので、せめて生きてるうちに出来ることはしてあげたいなって思います。
後悔しないように。
おじいちゃんの似顔絵は、棺桶に入れてそのまま火葬してもらいました。