お疲れ様でした。 | ウェディングブーケを作る私の生活

ウェディングブーケを作る私の生活

花のお仕事は優雅なんてウソウソ!一人で走り回ってるフラワーデザイナーの生活。

私はOLをしながら、お花の専門学校に通い、

OLを辞めてから初めて勤めたフラワーショップが福岡市でした。

そのフラワーショップの社長が、急遽面接をお願いした私の話を親身に聞いてくださり、

その後、アルバイトではありますが就職し、熱心に教えてくださいました。

もう20年も前になりますがバブルが弾け、

アルバイト募集のショップを見つけるも「経験者のみ」ばかりで、

25歳にさしかかっていて未経験者の私を、

「まだ、25歳じゃないか!僕がみっちり教えてあげるから

30歳になるまでに独立できるように頑張りなさい!

君はこれからだよ!!一緒に頑張ろう!」と言ってくれました。


ほんと、まだまだ24歳・25歳なんて若いですよね。

それなのに後がないって本気で焦っていました。

大雑把でいい加減な私ですが、

花にたいしては人一倍細かくお手入れするようになったのも、

アレンジメントや花束の作り方、リボンの作り方、ラッピングの仕方。

ガーデニングの寄せ植え、観葉植物の手入れ方法、胡蝶蘭の鉢植えのラッピング。

ブライダルの基本から、ブーケの作り方までさまざまなことを

すべて社長が教えてくれました。

私は人生の師匠だと思える方に出会うことができて、本当に感謝しきれません。


その後、他のショップでお世話になりましたが、

社長にみっちり教えていただいたおかげで、

他に教わることなく仕事に携わることができました。










先日、熊本で地震があり(今も余震で大変なことと思います。)

速報後すぐに、福岡のショップで一緒に働いていた友人に連絡をしました。

福岡在住の友達でしたので揺れは激しかったものの無事であることがわかり

安心したのも束の間、

「昨日社長の奥さんから電話があって、20日にショップをしめるらしいんよ」と

言われ、胸にポカーンと穴が開いたような気持ちになりました。

辞めて東京に帰ってきてから、2回ほど遊びに行きましたが、

原点であるショップが亡くなるのか・・・と。

あの頃、今の私と同じくらいの年齢だった社長。

そろそろゆっくりしたい年齢になったのですよね。お疲れ様と言いたいです。

「山ちゃん(私の旧姓のあだなです。)の連絡先は住所しか知らんけん、

伝えとって~~~。これからもがんばってね~」と言ってくれていたそうです。


毎年、年賀状の挨拶をさせてもらっていましたが、

今年は、閉店して落ち着いたGW頃に、お手紙を送りたいなと思っています。


私が知っている範囲ですが、

あのショップで働いていたスタッフで、いまだに花に携わって、

社長の教えを今でも受け継いでいるのは私だけだと思うのです。

私がこの先、どなたかに受け継げるかはわかりませんが、

社長のお手入れ方法は花の保ちが全然違いますし、

ブーケにたいする姿勢はこれからも見習っていきたいと思っています。