さらばTorino！！最後の戦場へ・・・・

Ciao a tutti !!

実は先日行ったクーネオのレストランで

働けるかどうか学校側に聞いていたのですが・・・

学校側の人が日本に行ってて連絡が途絶え

もう日数もないし無理だろうと思っていたんですが

なんとギリギリ連絡が取れまして

クーネオのレストランの件はOKをもらい

後はレストラン側がOKを出せば移動できるとの事。

しかし日付はすでに１月２５日

２月１日から移動するにしては時間が無さすぎるので

これまた諦めモードだった俺・・・・°・(ノД｀)・°・

でも店側からすぐにOKが出て

クーネオのレストランに移る事にしました！(´∀｀)

トリノのレストランでは・・・・・

本当に自分との闘い・・・

毎日ものすごい勢いで怒鳴り散らされ

日本へ帰れだのお前には無理だの

時にはフライパンやアツアツのポレンタ・・・

脚立等が飛んできました（笑）

まあ特に何をしたわけではないのですが

いわゆるシェフの八つ当たりというやつです・・・

イタリアには時々そういう~~ちょっと頭のおかしい~~シェフがいる

という話は聞いていましたが

まさかこんなところで出会うとは・・・

~~あんまり書くと営業妨害になるからこの辺でﾍ(ﾟ∀ﾟ*)ﾉ~~

正直夜逃げしようと思った日なんて

ほぼ毎日・・・・

研修始まって初日で挫折しかけました( ´艸｀)

でもこのままじゃ終われない

何しに来たんだ・・・・

みんな辛い中頑張ってるのに

俺だけ甘ったれて逃げるわけにはいかない！

そんな日々の中

声をかけてくれたクーネオのシェフ

トリノでの修行もなんだかんだで２ヶ月

ピエモンテ料理も大体わかってきて

店を変えるには丁度いい時期

最後の日にシェフに今までありがとうございました

色々勉強になりましたと言うと

辞める事にまたブチ切れられると思っていたら

「そうか・・今日で最後だったな

　またトリノに来たときは顔だせよ！！

　日本帰る前にトリノに寄れたら寄れ　これからも頑張ってな！

　In bocca al lupo!!（頑張れみたいな意味）

　Buona fortuna!!（幸運を！）」

なんて言われて目から鼻血出るかと思った・・・

散々ボロクソ言われながらもこの２ヶ月間で

少しは認めてもらえたのかもしれない・°・(ノД｀)・°・

俺が入った時のメンバーはもう

一人だけになってしまって

新しく入った人も一週間もたないで辞めていく・・

一か月以上いた研修生は俺が初めて

みたいな事も聞いたけど

ここでの修行はきつかったけど

色々勉強になった！！

どんなに辛い状況下でも

やるだけやったら最後にはきっと・・・・

笑えんだ！！！！！

今年だか来年だかには

ここは一つ星になるそうです！

~~食べに来るぶんには~~良いお店ですよ( ´艸｀)

ワインの品ぞろえもすごいし

トリノもまた日本人がいっぱい居ましたね！

日本人向けのソムリエの学校があるから

ホールも厨房も大体日本人がいますね！(´∀｀)

トリノ編時間無くてあんまり書いてないけど・・・

それじゃあ行きますか・・・・・

最後の戦場・・・・・・

CUNEOに！！！！！

Asti

Ciao tutti !!

トリノの街は大雪！

やっと雪が降ったなあなんて喜んでいたら・・・

雪がやまない・・・・

降りすぎだろうが！！

って感じの　ぱすたです・°・(ノД｀)・°・

今回はアスティと言う街に行って来ました！

アスティと言えばワインの産地で有名ですね！

アスティスプマンテとかバルベーラ・ダスティとか・・・

ネッビオーロ・ダルバなんてのもありますね

このネッビオーロというブドウ品種は

みなさんもご存じ

バローロやバルバレスコに使われるブドウですね(´∀｀)

ネッビオーロの語源は「霧」

イタリア語で霧の事をNebbiaネッビアと言います

これは色々と説があるようですが

ブドウの表面が霧のようになるとか

霧の中で収穫するからだとか・・・

とにかくこの辺は霧がとてもすごいんです

アスティに限らずバルバレスコ村やちょっと田舎に行くと

前も見えない位の霧が発生しています

先日トリノでもものすごい霧が発生して

前が全然見えなくなりました・・・

今回訪れた時には

全然霧がなくてきれいなアスティの街を

散策する事ができました( ´艸｀)

アスティ駅に着いたのが昼頃だったので

まずはお目当てのレストランへ！！！

アスティと言えば知る人ぞ知るこの看板

Gener neuvという一つ星のレストランです(´∀｀)

お店はまるで一軒家の様な感じ

ここは家族経営のお店で

ホールを旦那さんがやってシェフを奥さんがやっています

そして娘さん達がコックをやっているという感じなんですね(o^-')b

まず店に入るとシェフの奥さんと支配人の旦那さんが

笑顔で出迎えてくれました

お店の中はこんな感じ

星つきだけど

そこまで堅っ苦しくない感じで

お店の人も気軽に話しかけてきます(´∀｀)

まずは酒ください！！酒！！(・ω・)/

グラスワインはアルネイスだけどいいですか？と

ソムリエの人に言われたので

いいですよ！それください！！

と言って持ってきたのがコチラのワイン

~~おまッ！シャルドネって書いてあるじゃねーかよ！・°・(ノД｀)・°・~~

美味しいワインも来たので

食事を始めましょう！！(^O^)

まずお通しストゥッツィキーノ

左からミニハンバーガー、コテキーノ

チーズタルトみたいなの、ポレンタとフォンドゥータ

そして前菜

Capitone

leggermente marinato da Pina

all' aceto di Moscato d'asti

巨大うなぎをアスティの甘口ワイン

モスカートダスティで作ったお酢で

ピナシェフがマリネしちゃいましたよという皿

そしてこちらがプリモ

Zuppa di baccala'

con fagioli borlotti

バッカラとボルロッティ（日本だとウズラ豆？）

のスープ

寒い時期には最高ですね( ´艸｀)

そしてセコンドはコチラ

最近ハマっているフィナンツィエラ

Finanziera all'astigiana

アスティ風のフィナンツィエラです( ´艸｀)

そして〆はドルチェの盛り合わせを

注文してみました(￣▽+￣*)

パンナコッタ、ボネ、バローロのソルベ、

モスカート・ダスティで作ったザバイオーネ

どれも美味しかったです(´0ﾉ｀*)

さて。美味いメシも食ったし

街の散策へと行きますか！

このレストランは街から少し外れにあるので

とりあえずチェントロへ向かいます

アスティの街並み

住宅街が多い感じかな

オシャレな教会がいっぱいありました

なんだかオシャレな建物

中ではワインの試飲会をやっていました！

ここがどうやら中心の広場で

市場の前には骨董市をやっていました

ちなみのこの市場の裏が

シエナでも有名なパリオ（競馬）の会場になっています

アスティでもパリオをやるんですねえ！

ここがアスティのドゥオーモ

というかカテドラーレ

超！でかいです( ´艸｀)

ブドウの時期に来れば

もっと色々やってるんだろうけど

しかも日曜で店がどこもしまってたっていう・・・

まあ冬だしね！

そんな感じでアスティを後にしました！！(´∀｀)

次回はなんと急展開！！

トリノ編最終回です！！

ビールとつまみの用意を忘れずに！

Aosta

Ciao　tutti !!

トリノはついに氷点下の時期に入り

夜の外は深い霧に包まれ

ゴミ箱や道は凍りつき

夜はほとんど人が歩いていません

今回トリノに来てから雨が降ったのは１日だけ・・

先日トリノの一部で雪が降ったそうです( ´艸｀)

金がないのでちゃんとした服も買えず・・・

ぺらっぺらのコートの下にTシャツという

明らかにオカシイ恰好をしていて

よくそれで生きていられるねと

みんなから言われる　ぱすたです(ﾉДT)

さて、今回はーー

イタリア全２０州ある内の１２州目

Valle d'aosta州編です！！

ヴァッレ・ダオスタの州都

アオスタに到着

ここがアオスタかー！！

・・・・・・・・

・・・・・・

・・・・

寒い！！(((( ;°Д°))))

この日の気温は－２℃

そりゃあ雪山に囲まれてる街だもんね・・・

駅の裏も壮大なアルプス山脈

ここはスランスとスイスの国境の州で

もう少し北に行くと

あの有名な山　モンブランにたどり着きます

そしてモンブランにはマッターホルンがありますね(´∀｀)

限りなく左上↓

街の中心からでも

山が見えますね('-^*)/

とりあえず着いた時間が遅かったので

今回の目的である

アオスタ料理を食べに行きます！( ´艸｀)

今回オジャマしたお店はコチラ

Osteria Nando

さーて、まずは酒だよ酒！！！

Valle d'aostaの白ワインです！

ブドウ品種も何やら聞いたことない様な・・・

メニュー自体もフランス語が入っていて

すごくわかりずらい！(ﾉДT)

でもこういう方が国境付近の料理！

って感じでワクワクしますね(´∀｀)

お店に入るとさっそくチーズフォンドュ（フォンフドゥータ）を

食べてるお客さんがいました！

期待度高し！

前菜から

Insalata di trota salmonata al vapore

con spicchi di arancia pelati a vivo

サルモナータというサケ科の淡水魚を

蒸したものをオレンジと一緒に

サラダにしてみましたという料理

いわゆるサーモントラウトというやつですね

前菜２品目

Cotechino di Quart

su vellutata di Fontina

Valle d'aostaのコテキーノと

フォンドゥータ

出ました！フォンドゥータ！

イタリアではちょこちょこフォンドゥータが出てきますが

こちら本場のフォンドゥータは

フォンティーナというValle　d'aostaのチーズを使うんですね( ´艸｀)

コチラはプリモピアットのパスタ

Tagliorini Nabuisson

タリオリーニをフォンドゥータで和えて

上にValle d'aostaのラルドを乗っけたものです

~~フォンドゥータばっかじゃねーか・・・~~

これも美味しいですね！

フォンドゥータに使っているチーズがおそらく

フォンティーナ・ブルー（青かびのフォンティーナ）ですね

セコンドピアットはこちら

Carbonade con polenta

ｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━!!!

カルボナーデと言うこの地方の郷土料理です！

カルボナーラではありません

カルボナーデです！！

添えてあるポレンタは４種類の

ポレンタを使用し、さらに燻製してあります！

超美味い！！！

そしてセコンド２品目！

Sotto filetto cerbo alla senape

con imparatura verde

やっと出てきましたね！鹿！！

この料理は一度グリルして

余分な脂を捨てて

マスタードを塗ってパン粉つけて

焼いたもの！

いや・・・これは美味いでしょ！！！

肉の焼き加減も絶妙！！

鹿うめーーー(´∀｀)

最後はドルチェです

焼きリンゴをクレープで巻いたものと

コーヒーとチョコのムース

~~いや・・・だから焼きリンゴは・・・~~

美味しかったですッ！ﾍ(ﾟ∀ﾟ*)ﾉ

そしてこれがアオスタのコーヒー

Grolla（グロッタ）という飲み物！！

グラッパを染み込ませた砂糖を縁に塗り

火をつけてアルコールを飛ばして飲みます

こんな感じで木で出来た急須みたいなのに

飲み口がついています

このままみんなで回し飲みするんですね( ´艸｀)

グラスに注いで飲もうとしたんですが

アルコール臭がすごくて

飲む事ができません・・・・・・°・(ノД｀)・°・

ですがこの急須に直接口をつけて飲むと

全然臭みを感じなく飲めるんですね～(´∀｀)

ちゃんと計算された昔の道具って感じで

ワクワクしちゃいますね！！

でも結局アルコール度数は高いので

全部はさすがに飲めませんでした・・・(ﾉДT)

という訳でアオスタ料理を勉強し

街を散策してみましょう！

お店の中はこんな感じ

街は相変わらずの寒さ・・・

ここが~~唯一の観光スポット？~~

アオスタの街を作った

ローマ帝国初代皇帝アウグストゥスの凱旋門

とあるチョコレート屋さんに入ると

何故かスパナやハサミ等が売っていた・・

実はコレ全部チョコレートなんです( ´艸｀)

~~何で全部工具なんだろう(´∀｀)~~

真ん中のチーズが

フォンティーナチーズですね！

アオスタ風の～という料理は全部

最後にヴァルドスターナとつきますが

大体このフォンティーナを使っています