某有名外資系投資銀行等に勤めつつ、
中受算数の塾講師・家庭教師歴20年のおまめです
みなさん、こんにちは。
おまめです。
さて、1月受験も進んでいますが、
1月22日(水)は、ついに渋幕の入学試験(一次)ですね
まずは渋幕の偏差値と学校ランクの位置付けをみてみましょう。
(参考 2019年第4回合格力判定サピックスオープン80%判定偏差値表)
【男子】
偏差値70 筑駒
偏差値68 灘
偏差値67 開成
偏差値65 洛南
偏差値64 渋幕、聖光、渋渋(③)
偏差値63 渋渋(②)、西大和
偏差値62 麻布、栄光、早稲田(②)、東大寺
【女子】
偏差値65 洛南
偏差値64 渋幕、渋渋(③)
偏差値63 渋渋(②)、西大和、慶応中等
偏差値62 桜蔭、豊島岡(②、③)
あくまで一つの目安に過ぎませんが、
男子は上位から5番目、女子は上位から2番目に位置していますね。
ここで、注目したいのは、女子の学校ランクの位置づけですね。
そう、
女子にとって渋幕の算数は、正直
めちゃくちゃ
キツイ!!
(渋幕を受験するか否かで女子の算数の志望校別対策の方法は大幅に変わります!!)
ここで、渋幕の算数の特徴をみると、
・問題の難易度の差が激しい
・合格者平均点は低め
(受験年によるが約6割)。
・作業量が異常に多い問題が所々ある。
要するに、
時間内に100点満点
を目指すのはかなり難しい。
ただ、合格者平均を取る
ことはそこまで難しくない。
時間がかかる問題にハマらずに、合格者がほぼ正解できる問題を手堅く取れるかが、キーになります。
つまり、
選択と集中です!!
↑進撃の巨人 リヴァイ兵長
一般的に、塾の指導は
「テキストを全て反復演習させること」
に主眼がおかれているので、
授業のなかで「取捨選択」のトレーニングをさせません。
加えて言えば、
塾の月例テスト等でも問題が易→難に配列されており、「取捨選択」をお子さんが体験する機会は限られています。
塾側は過去問演習を開始するタイミングでこの「取捨選択」の大切さを親御さんに伝えてはいますが、具体的なトレーニング方法を示すわけではなく、
ご家庭に丸投げ
されています。
よって、渋幕のような「選択と集中」を必要とする算数問題を出題する学校の場合は、
ご家庭で親御さんがお子さんに「取捨選択」の方法をトレーニングしてあげる必要があります。
具体的なトレーニング方法としては、
問題が難易度順に並んで
いない学校の過去問を使用します。
(フェリスの過去問はおススメです!)
この目的では制限時間内で過去3~5年分を解けば十分です。
また余裕で満点を取れるレベルでは「取捨選択」の練習になりませんので、
合格者平均点に少し達しないぐらい学力の時にやるのがベストです。
ここで大事なことは問題を解いた後の振り返りです。
通常の解き終えた後の丸付け、全ての問題につい
て解説を確認した後に、お子さん自身に、
「制限時間の中で、問題を解いた順番が妥当であったか」
「最適な順番で解くにはどうしたら良いか」
振り返ってもらって下さい。
↑ドラゴンボール 孫悟空
たったこれだけの事ですが、
お子さんは「取捨選択」が点数に結び付くことを体感できます。
親御さんが
「簡単な問題からやりなさい!っていつも言ってるじゃない!!!」
なんて仰るよりも、
100倍効果があります。
最初のうちは、
前半部分の難しい問題についはまったり、
最後の簡単な問題を解ききれなかったりしますが、
次第に上手く出来るようになりますよ。
しょうじき、おススメです!
お試しあれ
↑ドラえもん ジャイアン
しょうじきのご褒美、ジャイアン?!笑
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