例えば、<偉い人><偉ぶる人>とではその意味合いが正反対です。

 

 そこで上の写真の人ですが。

 この人は一度は総理大臣を勤めた九州の大財閥・麻生グループの総帥にして、戦後日本のリーダーを務めた故吉田茂の孫でもあり」、現在は安倍内閣で副総理兼財務大臣という要職を担う麻生太郎氏です。

 

 彼の喋り方は九州でありながらもベランメエ調にして、常に上から目線で記者達を睨み、知らなければ政治家というよりもヤクザの親分という方がシックリ来る様な人物です。

 

 この麻生財務相が、昨日、安倍総理大臣が新型コロナウイルスで収入が半減した人達に一世帯30万円を支給すると話していた案件を、国民の批判が多かった為に公明党や二階幹事長らが提示した国民一人10万円を一律給付すると変更したと説明をし、混乱を来した責任は全て自分にあると潔い態度を示したその話を、まるで自分は納得していない。一律に配るのでは無く、手を挙げて自己申告した人に給付すると、まるで総理大臣の権限をオーバー権力者であるかのように、正に、<偉ぶって>記者達に話したのです。

 

 なんじゃ、こいつは!?と思うような人物です。

 

 

 

(朝日新聞 4/17 13時13分)

『新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経済対策として、安倍晋三首相が所得制限を設けず国民に一律10万円を給付する考えを示したことについて、麻生太郎財務相は17日の記者会見で「手を上げた方に1人10万円ということになる」と述べた。申請に基づいて給付する自己申告制になるとの見方を示したものだ。

 

 麻生財務相は、リーマン・ショック後の2009年に実施した「定額給付金」に触れ、「あのときはこちらから決めて一方的に1人1万2千円を支給した。今回は、それを要望される方々ということになるので、前回と違う」と述べた。「富裕層の方々、こういった非常時に受け取らない人もいるんじゃないか」とも語った。

 

 10万円給付の財源については、すでに決定した緊急経済対策の一部や予備費を削るだけでまかなうことは「なかなかできないと思う」と語った』

 

 

 

 「富裕層の方々、こういった非常時に受け取らない人もいるんじゃないか」と語る麻生太郎財務大臣。

 彼こそが日本を代表する富裕層の人間で、戦前戦時中には先祖達の御陰で財をなしその私的財産を基盤に派閥を作り、総理大臣にまで上り詰めた、正にボンボン議員の代表的存在とも言えるでしょす。

 

 その元総理大臣でもある麻生財務相は自分が決めて実行した定額給付金1万2千円支給が国民の総批判を浴び、しかも税金を自分の金のように思っている節もあり、国民なんぞに幾ら配っても感謝はされずに批判されるだけ・・というトラウマを負ったのか、とにかく給付には最初から反対派の代表的人物でした。

 しかも、直前に安倍総理が10万円を一律配布すると公言していることを知りながら敢えて<自分は反対だけどしようがないよな、安倍チャンが決めたんだから>と言った口惜しさを表現する様に自己申告制の10万円受け取りを語った。

 

 この人が何故、今も財務大臣を勤めているのか全く理解出来ません。

 彼は公文書を偽造した財務省幹部の親分であり、とっくの昔にその任にあらずと辞職していなければならなかったというのに・・。

 

 こうやって、いつまでも安倍総理のやり方にドロを塗るような身内を抱えていては安倍総理が日本のリーダーとしてアインライに足りるとは中々言えないでしょう。

 

 <偉ぶる人>を国家の要職に就けてはいけない!の典型的例とも言えます。