自民党などの与党議員達が地元尾有権者向けに“さすが自民党"と言って貰う為に強烈に押していた「現金給付金」ですが、私はちょっと呆れました。

 

 ワイドショーやニュースでは肝心な事を放送しておらず、それが政府の意向なのか、局が政府に忖度しているのか分かりませんが、「毎日新聞」の記事を読み呆れました。

 

 皆さん、実態はこういった内容なんですよ。巫山戯ています。

 

 

 

(毎日新聞 4/6 21:08配信)

『自民、公明両党は6日、新型コロナウイルスの感染拡大に対応する政府の緊急経済対策案を了承した。一方で、1世帯当たり30万円の現金給付に厳しい条件が設定されたことなどに「期待外れだ」と不満が続出した。安倍晋三首相が7日に表明する緊急事態宣言を見越し、更なる経済対策を求める声が早くも漏れる。

 

【「緊急事態宣言」発令時、東京都が休館・休業を要請する施設】

 

 「地元に『自分ももらえる』と思っている人がたくさんいる」「経済対策の体を成していない。撤回し、下野した方がいい」。6日、自民党本部9階の大会議室で3時間以上に及んだ政調全体会議は感染防止のため秘書の代理出席を避けたにもかかわらず、ほぼ満員となり、世帯向け現金給付を中心に「不満のオンパレード」(出席者)だった。

 

 対策案によると、給付対象は世帯主の2~6月のいずれかの月収が新型コロナ発生前よりも減少し、▽個人住民税が非課税水準となる世帯▽月収が半分以下となり、個人住民税非課税水準の2倍以下に落ち込む世帯――などだ。

 

 しかし、東京都23区内で専業主婦と2人暮らしのサラリーマンの場合、非課税になるのは年収が156万円以下の人に限られる。年収700万円の人は350万円に半減しても対象にならない。また、共働き世帯で一方が解雇されても、世帯主でなければ対象外だ。公明党の会議では「世帯主以外の収入を頼りにしている家庭もある。世帯主の収入だけが基準でいいのか」との異論も出た。

 

 受給申請方法にも批判が続出した。市区町村への自己申告制とされることに関し、対策案は「可能な限り簡便な手続きとする」とするのみで具体的な手続きは固まっていない。自民の政調全体会議では「市町村の窓口が混乱する」との指摘が相次ぎ、与党はオンライン申請の環境整備を政府に強く求めることにした。

 

 経済対策が遅れたことには「タイミングが悪すぎた」(自民党の閣僚経験者)との声がくすぶり、地方自治体への交付金積み増しなどにも「緊急事態宣言に伴う不安を払拭(ふっしょく)できる内容にはなっていない」(閣僚経験者)と評価は芳しくない。

 

 自民党の岸田文雄政調会長は6日の政調全体会議で「さらに深掘りした現金給付を検討するように」との条件を付け、今回の経済対策について一任を取り付けた。二階俊博幹事長は同日の記者会見で「これで足りないということであれば、その次の手を打つことは当然だ」と強調した』

 

 

 

 人間の本質というのは変わりません。

 

 閣僚の中で唯一布製マスクをしている安倍さんを除き、麻生さんなどはまるでマスクをあざ笑うように薄ら笑いを浮かべてマスクを外し他の閣僚と話すなど、彼等が我々庶民と共感できる神経があるなど信用する者は愚かというものです。

 

 安倍総理も、麻生副大臣も大金持ちなのです。

 

 特に麻生さんは戦前から既に九州を代表する財閥で、彼が曾て総理になった際に軽口ばかりが目立ち総理としてどんな日本にしたかと言えば、全く記憶がありません。

 そんな財務大臣が庶民の生活の事を真剣に考えるとは思えないし、1人だけ布製マスクをして、小さすぎるマスクを国民が<布製はダメだと以前から言われてたじゃん>

 

 それよりも5千枚も発注したのに「なんで一枚200円なのよ。50円にしたっておかしくないでしょうよ。誰かが儲けている以外に、一枚200円なんて値段がつく訳無いでしょ」・・と、我が妻はまともな怒りを言葉にしています。

 

 フランスは禁止令を出したもの補償金は速攻、国民に配給し困っていた事業主や給与が貰えない国民の納得感を得ているそうです。

 

 日本はフランスより経済的に劣っているんでしょうか!?絶対にあり得ない。

 

 劣っているとすれば、日本のリーダーが見栄ばかり気にして内容が伴わず、更に危機管理能力が全く足らないと言うことでしょうね。

 

 日本の政治家と官僚はダメダメです!!

 

 こうした経過を踏まえ、自民党の議員達の中には庶民的な者達も多く地元の有権者達が驚き、怒り、バカにしていると認識したのでしょう。

 そして、次期総裁選に立つ事を既に表明している岸田さんも敏感にその事を察知し更なる有効打を安倍総理にアドバイスするのだろうと思います。

 

 

 

《追記 12:35》

 上記記事でワイドショーやニュースで詳しい説明が無い。政府を忖度しているんじゃ無いか、という記事を書きました。

 この点に関しては謝罪をしなければなりません。

 朝のワイドショーなどは特に新型コロナ肺炎で視聴率が上がったANBの「羽鳥慎一のモーニングショー」やTBSの「グッドラック」ではかなり詳しく放送しておりました。確かに一部では多少、扱いの仕方に疑問符があるところもあったように思いますが、間違いなくワイドショーの姿勢は庶民に立って番組作りをしていたと評価します。

 

 改めて謝罪し、ワイドショースタッフに対して拍手を贈ります。