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衆議院の法務委員会は与野党が対峙する理事会で外交陣労働者の受け入れを拡大する「入管難民法などの改正案」を今日、法務委員会で採決することを葉梨康弘委員長の職権で決めたそうです。前々から、マスコミで政治評論家が指摘していたとおりでした。
そして、これまた前々からマスコミが報じていたとおり、日本の治安と労働界における重大な禍根を残す事になるのではないかと心配します。
しかしまあ、よく分かりません。
何で、こんなに急いでこの法案を通そうと自民党や公明党や、この法案に賛成を示した日本維新の会はしゃかりきになっているのか?
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/02/buntyan-007/0f/83/j/o0900084214429620027.jpg?caw=800)
そもそも審議時間がメチャクチャ少ない。
今臨時国会は片山大臣の政治資金報告の修正修正、看板の違法掲示などで大騒ぎし、桜田大臣のパソコンを打ったこともないのに、サイバーセキュリティーの最高責任者になれるのかという疑問の声で始まり、終わりつつある感があります。
国民の多くも何が何だか分からない状態だと思います。
しかも、支持率が上がって喜んでいるであろう安倍総理はこの間、何も答えず、任命責任を感じていたのかもサッパリ分からず、北方領土の問題で猫騙しをしたような形になっています。
肝心の入管難民法ですが。
日本の人口が減少を続けているために、やむなく海外から労働力を流入させなければならないという状況であることは事実でしょう。私は個人的に必要になる法律だろうと思います。
が、余りにも審議をしなさすぎでしょう。
台湾などの例を見ても、海外から単純労働などを代替する労働力を流入させた場合、国内の同業種に従事している人の雇用が奪われ、給料が安く抑えられる状況に変化する事が明らかです。
この状況の変化を喜ぶのはゴーンの様な経営者達であり、自分達が法外な報酬を得るためには従業員の給与を減らし、生産性を上げることが不可欠の方法だと考えるからです。
日産がV字回復したのは何もゴーンが神のような経営者だからではなく、2万3千人もの従業員のクビを切り、人件費を減らしたからであって、結果として自分は何十億もの給料を貰いながら、その裏では更なる利益を得ようと隠れ報酬の裏技を使ったり、会社に支払いをさせるなどのおよそ前近代的な<独りよがりの社長>をそのまま行っているわけです。
神と言うよりは悪魔の手先と言った方が近いのではないか。
人間には善い人間と悪い人間しかいません。
ゴーンだけが日本の大企業の会長や社長というわけではないでしょう。
きっと、もっともっと強欲な経営者がいるはずですし、社長や会長がいるはずです。
そうした人間達が今回の入管難民法の改正を支持し、自民党を支持し、政治資金を都合しているのではないかと推し量ります。
今急いでいるのは、来年4月から施行したいからだそうです。
恐らく自民党を支持している企業経営者の中に来年4月から労働力が既にアップアップする事が明らかなところが多いのでしょう。
または、東京オリンピック&パラリンピックの開催前年となり、突貫工事をしなければならないところが多く、大至急、労働者の手配をする必要があるのかもしれません。
大阪の万博も開催が決定し、今後の夢洲開発工事を進めるためには恐らくかなりの労働力が必須となるでしょうから、日本維新の会が合意するのも分かります。
問題なのは、来年以降増える外国人労働者の流入増と同時進行で入ってくる不逞外国人やテロリスト達の危険性です。
日本ではまだ、明確なテロ事件は発生していません。
しかし、外国人労働者が増え、難民が増えれば確実にその危険性は増大するはずです。
そうした万が一の事に対する万全の備えを議論する事無く、総理大臣が語る事無くこの法案を採決ありきで国会審議を急ぎ採決を急ぐ事は、実は国民益を大きく損なう事につながるのではないかと私は考えています。
本ブログで以前に記事にした水道法の改正もそうです。(11/5の本ブログ)
昨夜の報道ステーションで、入管難民法改正案と共に重要な法案が通ろうとしているとしてこの水道法改正案を取り上げていました。
水道事業を公営から民営にするという法案です。
この法案はほとんどマスコミも取り上げないまま通過しようとしていますが、このままスンナリ通れば、海外から水メジャーと呼ばれる水道事業者が日本に押し寄せる危険性があり、生きる上で最も重要な水が、民間業者の思惑に左右され、料金高騰という事態になる恐れが相当あるのです。
何故、そんな重要法案を斯くもおざなりの国会審議で自民党や公明党ら与党は通過させようと焦るのか?
何かおかしいんじゃないか?と考えるのは日本国民として当然の事でしょう。
にもかかわらず、与党のヘンテコリンな大臣がシレーッと野党議員の追及をうける影で国民の命に関わる重要法案が通過しようとしているのです。これって、おかしくないですか!?
今日、国会では強行採決が行われようとしていますが、私達はよくよくそのザマを見届けなければならないし、来年の参議院選挙では自分の命を守り、子供達の命を守るためにも候補者を徹底的に自分で見極める必要があるでしょう。