昨日、第4次安倍改造内閣の閣僚が決定しました。
実に“異様”な顔ぶれです。
私が“異様”だと言うのは。
女性閣僚が、安倍さんを押して押して押しまくり、初めて立候補して以来ずっと時の権力者に阿るかのようにテレビに出まくっては政権擁護、野党批判、財務相時代の辣腕をマスコミでブンブン振り回してきた片山さつき女史ただ一人しかいないことです。
改造後に記者会見した安倍さんは、女性閣僚は一人しかいないという批判を込めた質問に対して、<認めざるを得ない>と女性閣僚を一人しか起用しなかった事を認めましたが、継いだ言葉は、<二人分、三人分の発信力を持って仕事をしてもらいたい>と語ったのです。
しかし、これって片山さつきさんが普通の女性議員の<二人or三人分>の能力があるので、彼女一人いれば三人起用したのと同じ事だという意味なんでしょうか?
そうでは無いと思いでしょう。
もしそうだとしたら他の女性議員を余程舐めた話しでしょうし、そうでなければ、優秀な女性議員よりも順番待ちしていたオヤジ議員の方が優秀だと言っているようなもんじゃ無いですか。
勿論、私はそうではないだろうと思います。
19人の閣僚の内12人が新人だといいますから、結局は<大臣になりたい!!!>と切望する各派閥所属の順番待ち行列に並び続けて待っていた議員連中を、権力を握る為に勢力拡大と保持を図ってきた安倍晋三総理大臣が論功行賞として戦いの後で発表したにすぎないのだろうと。
ですが、余りにも“異様”でしょう。
安倍さんは総理大臣になってからどんな政策を掲げましたか?
<女性活躍社会>というお題目はかなり大きな声で高らかに掲げていませんでしたか?
それが、自分の周りでお先棒を担いできた片山さつき議員だけしか大臣にしなかった訳ですから、所詮、最後の総裁任期を迎えて、周囲の声も耳に入れないようになったのかなと。
一方、改造前から多くの国民や心ある評論家や指揮者が指摘していた、<変えるべき大臣>がそのまま残っています。
その筆頭である大臣は麻生太郎財務大臣です。
<その罪、万死に値する!>という改竄や偽証をしまくり、国民益を大きく損なった財務省官僚の元締めである麻生太郎財務大臣は、公文書偽造が明らかになった当時から自分が辞める必要は無いと言い張ってきました。
この人ほど、維新以後に国と国民の為に命を張ってきた政治リーダー達と比べ、上に立つ資質が希薄な人はいなかったんじゃ無いかと思います。
全く責任を取る気がないんですから。
公務員として、<死>に匹敵する罪をしまくった財務省の高級官僚達の上に立って大きな顔をしてきながら、こと責任、という始末の段階になった際に<俺は関係ねえよ!>と尻をまくって逃げてしまうリーダーを部下達はどう思うでしょうか。
恐らく、それ以後はまともに話しを聞かなくなるでしょう。
どうせ、上が逃げるのは分かっているのだから、責任がかかる仕事はしなくなるでしょう。
人間として尊敬出来ないのだから、国益を損じる様な事態にもなりかねないでしょう。
要するに、安倍晋三総理が行った第4次改造内閣はそうした欠陥だらけの人間を留任させた、女性の活躍を期待しない、自分に対してYES!と言う人間しか起用しない内閣、ー
<YES安倍!>内閣なんじゃないかと、顔ぶれを見て思いました。
期待は全く出来ません。そして、ボロを出すのもそう時間はかからないのではないかと・・。