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 惜しかった!本当に惜しかった!!

 でも、これがW杯なんだろうと思う。
 あのメッシも、Cロナウドも涙を飲んで決勝トーナメント1回戦で散った。
 
 それでも、2点を先制しながら追いつかれ、最後の最後に得点されてしまった。
 私には、予選リーグ最終戦でポーランドに1点差で負けていながらも試合が終わる時まで時間稼ぎをしたことが、まるで<サッカーはそんなに甘いものじゃ無い!>と日本代表を叱るが如く思え、日本の手から延長戦する機会を奪い、勝利の可能性を奪っていった様な気がしました。

 それでも、日本代表の選手は本当によく頑張ったと思います。

 彼等を責めることは誰も出来ないでしょうし、誰よりも悔しいのは彼等に違いありません。
 日本代表が、日本サッカーの新しい歴史を刻もうとしたのですから。
 未明に始まった試合を見ていた多くの日本人サポーターは疲れたことでしょう。

 
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 そしてこちらの写真はサッカーに関連してはいますが、W杯とはまるで無関係の写真。

 10日前からタイ・チエンライの洞窟に入ったまま行方不明になっていた少年サッカーチームの少年達が無事発見された瞬間の映像です。

 少年12人とコーチ1人の13人は観光地である洞窟に入ったまま、時ならぬ大雨で増水した水が浸水した為、洞窟の奥に閉じ込められていたのです。
 その場所は入り口から5キロほど離れており、高低差のある何カ所もが水没し、捜索は困難を極めました。

 国内の警察や軍隊、そして世界各国からそうした遭難現場での技術に優れた者達が駆け付けました。ロシアでW杯が進んでいたこの10日間、タイ・チエンライではそれこそ決して負けられない戦いが繰り広げられていたのです。

 そしてイギリス人ダイバーがついに洞窟の奥まで達し、そこで救出を待っていた13人の姿を発見したのです、

 子供達の誰かが全員が無事である事を答え、そして今日は何曜日かとサイバーに聞きました。
 薄暗い洞窟の中で、自分達が何日過ごしていたか分からなくなっていたと思われます。

 彼等を発見した報が洞窟近くで待機していた家族に届いた瞬間、歓声が上がり、家族ばかりで無く捜索に当たっていた警察関係者全ての人が、自分達の子供の事の様に喜んでいました。
 タイの人々が<子供は国の宝>という概念を、曾ての日本人の様に、もしかすると日本人以上に強く、心の底から考えている事が伝わる様な映像でした。

 無事に発見しましたが、彼等を外に救出するのはまだまだ困難な作業が残っています。

 ダイビングなどした事が無い子供達に洞窟の窪地に溜まっている水の中を泳がせることが出来るのか。それとも発見した近くに縦穴を掘り救出するか。
 現地ではここ数日雨が少なく排水が上手くいったものの、今後、再びかなりの雨が降る予報もあるといいます。

 しかし、子供達12人とコーチ1人の13人が生きている事は確認でき、救出ダイバー達がその場所に到達し、行き来出来たのです。救出が不可能という事は絶対にありません。

 未明に見た日本代表のW杯敗退の瞬間。
 タイ・チエンライで行方不明の子供達が発見された瞬間映像。
 
 まるで次元の違う悲報と朗報。
 全く違う場所と状況で起きた二つの出来事ですが、共通しているのは、例え悲しい報であっても、諦めずに1歩1歩前に進めば、必ずいつの日か喜びの日に達すると言う事です。

 日本代表も必ずやいつの日かベスト8に残り、ベスト4にも残り、そして優勝することも決して不可能ではありません。

 タイの洞窟で13人発見!の報は、そんな可能性の希望を与えてくれました。