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 <紙一重の差>。

 正に昨夜の日本シリーズ第2戦はそんな言葉がピッタリする様な実力伯仲の試合でした。

 上の写真は7回裏ソフトバンクが2死満塁から中村晃選手が放ったライト前ヒットで突っ込んだ二塁走者・今宮選手と、その突入を防ごうと必死にミットを伸ばすキャッチャー戸柱選手との
勝敗を決定づける瞬間の映像です。

 両チームとも死力を尽くし、出来る事は全て出し切った末の<紙一重の差>。

 今、アメリカではワールドシリーズの真っ最中。日本では日本シリーズの真っ最中で、台風が関東を直撃しようかという昨夜、福岡のヤフオクドームで行われたこの試合は本当に見応えのある試合でした。
 特に終盤に入ってからのソフトバンクの攻撃は凄かった。勝利に対する執念。昨年逃がした日本一の称号を何としても奪おうという執念が不利な状況を突き破り、上の写真に見る逆転のシーンへと繋がったのです。

 この判定は最初、アウト!という審判のコールだったのですが、次打者の松田選手はセーフだと確信した態度をダッグアウトに示し、ダッグアウトの工藤監督も自信を持ってリプレー検証を要求しました。

 このリプレー検証は長かった。本当に今まで一番長かったんじゃ無いかと思うほど時間がかかりました。

 恐らく、収録してある映像をコマ落としで何度も何度も見て確認したことでしょう。
 中継でも当然の事ながら様々な角度から何度も何度も繰り返し映していましたが、この映像ほど際どい判定は曾て無かったと思います。

 正にミリを争う執念と執念のぶつかり合いだったのです。

 もし、ソフトバンクがこのまま優勝を手にするとすれば、間違いなくこの瞬間こそが<勝利を決めた決定的瞬間!>に間違いありません。

 良いものを見ました。