先ほど、小惑星探査機「はやぶさ」が60億キロの長旅を終えて大気圏に突入した映像をワイドショーで見ました。
素晴らしい里帰りの「光り」でした。
JAXAの発表では無事にカプセルを発射させる事が出来、そのカプセルの着地場所も特定できていると言う事ですから、後は7年間に渡る苦労の成果がその中に入っているかどうかです。
小惑星「いとかわ」の地表で採取したと思われる『砂や石』が入っている事を祈ります。
それにしても凄いですよね。
「アポロ13号」は帰還する際に生じた信じられない故障を克服して無事地球に生還しましたが、無人探査機とは言え、今回「はやぶさ」が示した日本の科学技術の先進性は「アポロ13号」にも匹敵します。
またその技術者達の執念と才能はアメリカの技術者達をも凌ぐのではないかと思います。
正に日本の「はやぶさ」!グッドジョブ!!
話しは変わりますが、今日はワールドカップが行われている南アフリカで日本代表チームがその技術と執念を世界に示す最初の機会です。
昨日の会見で岡田監督は「われわれはやるべきことはやったので、明日、ピッチの上で選手たちが持てる力すべてを出し切れるようにさせてやりたいと。そうすれば、必ず結果はついてくると思っています」と語りました。
個人的にはワールドカップのフランス大会で三浦選手と北澤選手を代表チームから外して以来、私は岡田監督が大嫌いです。
その大きな理由を南アフリカに出発する際、岡田監督自身が自ら語っています。
「皆さん念か何かを送って下さい.我々にチカラを与えて下さい」と。
私はこれまでに何回も書いてきましたが、国民の期待を背負って国家の代表チームとして闘うスポーツゲームには選手の技術や努力は勿論ですが、国民の「頑張って」という気持ちを込めた『念』というものも、目には見えないサムシングとして試合の趨勢を左右するのではないかと。
ですから、フランス大会直前に日本の多くの国民が期待していた選手の一人である三浦選手を切り捨てるような形で更迭した事は、多くの『念』を喪失する事に繋がった筈で、案の定、日本代表は一勝も出来ずに予選敗退となったのです。
大勝負の前に国民の『念』を分裂させるような采配は間違っていたのです。
あの大会での岡田監督の采配は試合が始まる前に既に負けていたのであって,今回、彼自身が自分で語った「念を送って下さい」という言葉を当時少しでも頭の中に芽生えていれば、結果は変わっていたかも知れません。
あくまでもこれは私の独断と偏見です。
しかし当時、三浦カズ選手がワールドカップに抱いていた『念』は他のどんな選手よりも強かった筈です。
彼がブラジルへ単独武者修行に出かけ、帰国後に日本国内のサッカーブームを牽引した事はサッカー好きの人ならば誰でも知っているでしょう。
そんな三浦選手が試合に出ていれば他の選手にもそ彼の『念』が作用し、全く違う結果を生み出していたのではないかと思うのです。
実は昨夜の「NHKスペシャル」を見ていて私はその思いを新たにしました。
と言うのは、昨夜「NHKスペシャル」ではカメルーンのエースストライカーであるエトー選手をフイーチャーしていました。
そして番組の中で彼がスタッフから質問された答えに今や世界一の評価を受けるストライカーであるエトー選手の『念』を感じたのです。
「あなたにとってサッカーとは何でしょうか?」
ディレクターが投げかけた質問はサッカー選手に対して問いかけるごくありふれたものです。
しかしエトー選手の答えは全く他の選手とは違ったものでした。
「義務です」
全く思いもつかない答えだったのです。
それはエトー選手がアフリカの貧しい国、カメルーンという国に生まれたサッカー選手であることに由来しています。
彼の生地ではほとんどの男の子が朝から晩まで小さなボールをサッカーボールに見立てて遊んでいます。学校に通える子供は珍しいという環境です。
当然、中には運動能力に優れた子供もいます。
そしてコーチなどに見いだされて少年チームに入る子もいます。
しかしエトー選手の様にプロチームにスカウトされ世界最高クラスの年俸を獲得する選手は一人もいません。
つまりエトー選手はカメルーンで生まれて育ったサッカー選手であると同時に、『選ばれたサッカー選手』だったのです。
ヨーロッパの白人社会で活躍する彼の姿に多くの国民が自分たちの夢と期待を重ねます。
エトー選手もそんな思いを痛いほど感じ取り、ゴールを目指し、得点を重ねます。
プロチームの試合では人種差別用語が相手チームのサポーターから飛び交い、その言葉に抗議して試合を放棄する抗議行動もアフリカの選手として初めて行います。
彼が誰よりも強くゴールを目指しサッカーをするのは、カメルーン国民全ての『念』を己のチカラの源として受け止め、『義務』として心に刻み込んでいるからなのだろうと思えました。
よくスポーツの世界では「ハングリー精神」という言葉を使いますが、そんな言葉では言い尽くせない強い思いがエトー選手にとっての『義務』という言葉なのでしょう。
そんな強い心を持ったエトー選手率いるカメルーンと我が日本代表は今夜闘います。
彼らに勝つためには彼ら以上の強い『念』を選手一人一人が心に持つ事です。
そして応援する国民一人一人が『念』を送ることかもしれません。
予選突破の鍵はこの一戦にあります。
素晴らしい里帰りの「光り」でした。
JAXAの発表では無事にカプセルを発射させる事が出来、そのカプセルの着地場所も特定できていると言う事ですから、後は7年間に渡る苦労の成果がその中に入っているかどうかです。
小惑星「いとかわ」の地表で採取したと思われる『砂や石』が入っている事を祈ります。
それにしても凄いですよね。
「アポロ13号」は帰還する際に生じた信じられない故障を克服して無事地球に生還しましたが、無人探査機とは言え、今回「はやぶさ」が示した日本の科学技術の先進性は「アポロ13号」にも匹敵します。
またその技術者達の執念と才能はアメリカの技術者達をも凌ぐのではないかと思います。
正に日本の「はやぶさ」!グッドジョブ!!
話しは変わりますが、今日はワールドカップが行われている南アフリカで日本代表チームがその技術と執念を世界に示す最初の機会です。
昨日の会見で岡田監督は「われわれはやるべきことはやったので、明日、ピッチの上で選手たちが持てる力すべてを出し切れるようにさせてやりたいと。そうすれば、必ず結果はついてくると思っています」と語りました。
個人的にはワールドカップのフランス大会で三浦選手と北澤選手を代表チームから外して以来、私は岡田監督が大嫌いです。
その大きな理由を南アフリカに出発する際、岡田監督自身が自ら語っています。
「皆さん念か何かを送って下さい.我々にチカラを与えて下さい」と。
私はこれまでに何回も書いてきましたが、国民の期待を背負って国家の代表チームとして闘うスポーツゲームには選手の技術や努力は勿論ですが、国民の「頑張って」という気持ちを込めた『念』というものも、目には見えないサムシングとして試合の趨勢を左右するのではないかと。
ですから、フランス大会直前に日本の多くの国民が期待していた選手の一人である三浦選手を切り捨てるような形で更迭した事は、多くの『念』を喪失する事に繋がった筈で、案の定、日本代表は一勝も出来ずに予選敗退となったのです。
大勝負の前に国民の『念』を分裂させるような采配は間違っていたのです。
あの大会での岡田監督の采配は試合が始まる前に既に負けていたのであって,今回、彼自身が自分で語った「念を送って下さい」という言葉を当時少しでも頭の中に芽生えていれば、結果は変わっていたかも知れません。
あくまでもこれは私の独断と偏見です。
しかし当時、三浦カズ選手がワールドカップに抱いていた『念』は他のどんな選手よりも強かった筈です。
彼がブラジルへ単独武者修行に出かけ、帰国後に日本国内のサッカーブームを牽引した事はサッカー好きの人ならば誰でも知っているでしょう。
そんな三浦選手が試合に出ていれば他の選手にもそ彼の『念』が作用し、全く違う結果を生み出していたのではないかと思うのです。
実は昨夜の「NHKスペシャル」を見ていて私はその思いを新たにしました。
と言うのは、昨夜「NHKスペシャル」ではカメルーンのエースストライカーであるエトー選手をフイーチャーしていました。
そして番組の中で彼がスタッフから質問された答えに今や世界一の評価を受けるストライカーであるエトー選手の『念』を感じたのです。
「あなたにとってサッカーとは何でしょうか?」
ディレクターが投げかけた質問はサッカー選手に対して問いかけるごくありふれたものです。
しかしエトー選手の答えは全く他の選手とは違ったものでした。
「義務です」
全く思いもつかない答えだったのです。
それはエトー選手がアフリカの貧しい国、カメルーンという国に生まれたサッカー選手であることに由来しています。
彼の生地ではほとんどの男の子が朝から晩まで小さなボールをサッカーボールに見立てて遊んでいます。学校に通える子供は珍しいという環境です。
当然、中には運動能力に優れた子供もいます。
そしてコーチなどに見いだされて少年チームに入る子もいます。
しかしエトー選手の様にプロチームにスカウトされ世界最高クラスの年俸を獲得する選手は一人もいません。
つまりエトー選手はカメルーンで生まれて育ったサッカー選手であると同時に、『選ばれたサッカー選手』だったのです。
ヨーロッパの白人社会で活躍する彼の姿に多くの国民が自分たちの夢と期待を重ねます。
エトー選手もそんな思いを痛いほど感じ取り、ゴールを目指し、得点を重ねます。
プロチームの試合では人種差別用語が相手チームのサポーターから飛び交い、その言葉に抗議して試合を放棄する抗議行動もアフリカの選手として初めて行います。
彼が誰よりも強くゴールを目指しサッカーをするのは、カメルーン国民全ての『念』を己のチカラの源として受け止め、『義務』として心に刻み込んでいるからなのだろうと思えました。
よくスポーツの世界では「ハングリー精神」という言葉を使いますが、そんな言葉では言い尽くせない強い思いがエトー選手にとっての『義務』という言葉なのでしょう。
そんな強い心を持ったエトー選手率いるカメルーンと我が日本代表は今夜闘います。
彼らに勝つためには彼ら以上の強い『念』を選手一人一人が心に持つ事です。
そして応援する国民一人一人が『念』を送ることかもしれません。
予選突破の鍵はこの一戦にあります。