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 昨日の女子ソフト「日本vsアメリカ」、「日本vsオーストラリア」戦は凄かったですねえ!本当に日本の女子は凄い。大したものです!

 日本女子ソフトボールチームが悲願の金メダルと取るため、何としても倒さなければならないのがアメリカ代表。
 予選ではボコボコに打たれて負けたものの、「予選の結果なんて関係ねえ!」と思っていたんですが、なんと昨日の午前中に行われた準決勝での再戦も延長の末、やはり力負け。

 ただし夜の3位決定戦「日本vsオーストラリア」に勝ち残れば決勝への関門が再度開いてくれます。まだまだチャンスはあるのです。

 そして迎えたオーストラリア戦。
 ピッチャーはアメリカ戦で熱投した上野由岐子選手が再びマウンドへ。

 いくら連投が聞くソフトボールとはいえ、ほとんど硬式野球と同じぐらいの110キロというスピードボールを投げる上野選手ですから、当然の事ながら肩やヒジが疲れていた筈です。
 ところが試合が始まってみると上野投手はアメリカ戦の疲れも見せずに見事なピッチング。

 一方、バッター陣は上野投手を休ませるためにもオーストラリアにコールド勝ちをするくらいに打ちまくるかと思えば、まるで迫力不足のちぐはぐな攻め。

 ソフトボールは7回までが規定の回数で、8回以降はノーアウト2塁にランナーを背負って守らなければいけないというルールがあります。
 ですから、もし準決勝でオーストラリアを破っても明日の決勝でアメリカと三度戦わねばならないのですから、何としてもバッター陣は打撃で上野投手を救わなければいけないというのに。

 結局、上野投手は2試合で318球も投げきったのです。

 この試合ほど見ていて投手が気の毒な試合はありませんでした。

 サヨナラ勝ちが出来るチャンスをボーンヘッドでアウトになったり、ヒットが一本も出ない選手に限ってチャンスにバッターボックスへ立つ。
 そんな不甲斐ない打撃陣にすねるでもなく、咎めるでもなく、ただ黙々とボールを投げピンチを切り抜けたていく上野投手。

 彼女の頑張りがあったからこそ日本チームはサヨナラ勝ちが出来たのです。
 日本チームを金メダルに通じる道へと導いたのは、ひとえに318球の熱投をした上野由岐子選手の力と言っても過言ではないでしょう。

 明日、日本チームは宿命のライバル・アメリカチームと闘います。
 三度目の正直という言葉があります。
 ピンチはチャンスに転じるという流れもあります。
 努力は報われなければやってられない、という思いもあります。

 明日はテレビの前で日本チームを全力で応援したいと思います。

 上野由岐子投手、あんたは偉い!
 日本代表チーム、みんな頑張れ!!