島田くんに再就職で向いている仕事をスーパーのレジ打ちとソーシャルワーカーが

言ったのにはたぶんそれなりの理由がある。

 

再発の恐れというものを一番にプライオリティを考えると

たぶん刺激が強い仕事をソーシャルワーカーは勧めない。

頭をグルグルと回転させなければならない仕事やプレッシャーの強い仕事、

極端に忙しかったり、急激なメリハリがあったり。

 

一方で精神疾患にかかる患者の中には能力も高く、自尊心の強い人も多い。

そんな人が「向いているのはスーパーのレジ打ち」って言われたら

たぶん傷つく。本当は患者それぞれの個性に応じて、向いている仕事を

探せればよいのだろうけど、もしそれで再発が早まったら責任問題にも

なりかねない。ソーシャルワーカーも向き不向きと病気の進行具合とを

考えなければならないから、そういう答えになるのだ。

 

後日、妹もソーシャルワーカーに向いているのは

「忙しくない、販売員」というやりがいのない仕事を宣告され

ソーシャルワーカーという職業を嫌いになる。

 

しかし今日会ったところで退院の目処すら経っていないわけだから

そんな仕事の話が出る訳もなく、妹の個性に付いて知りたいらしく

これまでの言動に対する質問が主だった。

 

彼女の個性を一言でいろいろ言うと「自分勝手」「わがまま」「不遜」

「喜怒哀楽が激しい」「自己顕示欲が強い」などなど。

こんな人間が病気になると本当に厄介だ、と思えてくるラインナップだ。

 

そういう人間が我が家にもう一人いる。

今度は父が入院するという。