妹を入院させたあと、僕と母と島田くんは実家近くに戻り、三人で
回転寿司を食べた。夕方の4時という中途半端な時間だったが
誰も朝から何も口にする事ができず、お腹が空いていた。
3人とも無言で流れて来る皿を取りながら無言で食べた。
今、やれる事はやった。ここから僕たちが妹にできることは
もうないように思われる。
これが今から8年前に起こった僕と妹と家族の悲喜劇の顛末だ。
あとは病院がなんとかしてくれる。
だから、ここで妹のねじは最終回を迎える、はずだった。
しかしこれはシーズン1に過ぎないことをいずれ僕たちは思い知る。
当時、頭では分かっていたものの、僕たちはこの病気は入院すれば
完治するのでは?とどこかで思ってしまっていた。
妹の入院は2ヶ月に及ぶ。そして2年後、つまり今から6年前、妹は再発する。
いや、「再発」という言葉が正しいのか?分からない。
僕にとって妹はいつまで経っても妹であるように、
この病気が完治する事がなく、
妹にとって病気はいつまで経っても病気なのかもしれない。
いや、「病気」という言葉が正しいのか?分からない。
これは個性の延長線上にある妹のトップギアキャラクターなのかもしれない。
しかし妹を入院させたことで、僕たち家族は少しの間、休息をとることができた。
そういう意味ではここがシーズン1の最終回であることは間違いないだろう。
内容の性質上たいして宣伝もできないのだけれど、
日々アクセス数が増えました。
ここまで読んでいただいた方々にひとまず感謝いたします。
今後、スピンオフ作品と妹のねじシーズン2を公開いたします。
これからもよろしくお願いします。