妹に双極性感情障害の疑いがあって以来、僕は関連本をかなり読んだ。
その中に簡易的な心理テストがある。当てはまるからと言って一概に
病気とは言えないが、病気を知る入り口としては取っ付きやすいだろう。
僕もやってみた。
①自分は、他人より優れていると思う?
「たぶんそういう部分もあると思うのでYES」
②睡眠時間が短くても平気、寝ていられない?
「寝ていられなくはないが、睡眠時間が短くても平気だ」
③とてもよくしゃべる?
「家族は全員よくしゃべる」
④突拍子もない思いつきをする。また、それを素晴らしいと思う?
「これはNOだな」
⑤どんどん思いつくアイデアに、次々手をつけるが、結局続かない?
「突然ギターをやろうと買ったがFのコードで指が吊り一日で挫折。
ジョギングをしようとジャージとシューズを新調したが
シューズを履く時、ぎっくり腰になり、一度も走らず挫折。
結論は明らかだ。」
⑥とにかく、何かをしていないといられない?
「幼い頃から落ち着きがないと言われていた。」
⑦あとで困るような、買い物や投資、約束をしてしまったり、
奔放すぎる性的行為、薬物乱用など、反社会的なことをしてしまう?
「薬物はさすがにないが、よく人からこんなもの、と言われるフィギュアを
買ったり、約束の時間が守れなかったり、女性も大好きだし、
タバコのポイ捨てもたまにする。いや、そもそも質問が多すぎだ。
買い物と約束と性的行為と薬物と反社会的行為と、一つの質問で
項目が平松愛里の歌以上に並んでおりYESともNOとも答えられない」
妹ではなく僕が病気になってもおかしくなかった。もっとも家族なので
父も母も僕も似ている部分があるのは当然だ。しかしこの心理テストで
僕が唯一、家族と似ていない部分を発見した。僕にだけ客観性がある。
そう断じると僕の客観性も疑われるが父や母にもこの心理テストを試みて、
そう思った。彼らは2人とも全項目NOと答えたのだ。
「とてもよくしゃべる?」
「私はおしゃべりではないわ」
「俺は余計な事はしゃべらない」
お話にならない。嘘をついている訳ではなく真顔で答えているからたちが悪い。
僕から両親を見ても3項目はYESだ。
実はインドで、妹にもこのテストをやったが、やはり全項目NOと答えた。
お前は全項目YESだよ。喧嘩になるので誰にも突っ込みがいれられない。
結局、家族の中で僕だけが病気の素養があるという結論に位置づけられた。