顔つきが段々変わってきた夫。

表情がなくなってきました。そして会話も…。

ニュースを見てもこのところコロナの暗い話ばかりなので

テレビも見ず、政治の討論番組が好きだったのにそれに

も興味を示さず、もともとお笑いとか見ない人でしたので

食事が終わると自室にこもってしまう毎日でした。

こんな日々がはじまった頃、父の体調が芳しくなく、やはり

病院へ連れて行くことになりました。

今の私は夫のことがあり感染リスクのある熱発外来に行く

ことは厳しいので、兄にお願いして施設の近くにある総合

病院へ連れて行ってもらいました。

食欲不振、不定期の発熱、PCRの高値。多分どこかに腫瘍

がありそうだよと相談した看護師の友人にいわれましたの

で少しは覚悟していました。

「おやじ、癌だって、半年持たないかもって。なんだよぅ。…」

狼狽する兄から電話がありました。肺に大きな腫瘍が出来て

いて手の施しようはない様です。

見つかった時にはもう末期だなんて。コロナのせいで春から

面会禁止でしたので直に父を見てなかったので状況を把握

できなかったことが辛かったけれど春に見つかっても状況は

変わらなかったでしょうし、辛い期間が短くなって良かったの

かな。

こうして7月から夫と父との3人4脚+背中にババ子ちゃんを背負

っていく日々が始まりました。