
何と言葉を口にしたらいいのか、それすら戸惑っている。
突然に飛び込んできた訃報、それが騎手・後藤浩輝の自死のニュースだということに愕然とする以外なかった。
不屈の闘志、そういってもいいほどの彼の復活は誰しもが待ち焦がれていた。
自らの命にも影響を及ぼすかもしれない大怪我を、彼は彼自身の意思で克服してきたのではなかったのか?
先週の土曜日のメイン・ダイヤモンドSで起きた再びの落馬事故。
しかし、彼はその落馬をものともせず、日曜日の京都で2勝を挙げた。
落馬の瞬間、もう馬に乗らなくていいとまで僕自身は思ったのだが、彼はその上をはるかに超えていく精神力で日曜の騎乗で結果を出した。
そんな彼が、まさか1週間後に自ら命を絶つなんて・・・。
耳を疑う、いや、このニュースすら信じたくはない思いが去来する。
こんなことで目立ったって、後藤浩輝の本意ではないんじゃないか?とさえ勘ぐりたくなる。
しかしもう、彼の魂はすでにいない。
信じたくはないが、残酷な現実を突きつけられた。
「なぜ?」
そう問いかけたくても、彼はもうこの世にはいない。
悔やみきれない思い・・・バカヤロウ!としか叫べないよ、後藤騎手。

