よく心霊スポッドに行くと「いる」を連呼する男女がいる。こいつらの特徴はナルシストであること、育った家庭環境が悲惨であることの二つがあげられる。
オレも心霊スポッドが大好きで一人でもよく行くくらいだ。札幌で有名な心霊スポッドと言えば。平和の滝だろう。オレはそこにあるお供え物を毎年持ち帰るし、地蔵に蹴りを入れたりしまいには小便をかけたりと本当にやりたい放題だ。でも一度だってお化けなんか見たこと無いし、たとえ金縛りに襲われても、夢だろうで片付く。
去年の冬にすすきので小学生の女の子が車に引かれて死んだのを覚えているか?今はもう無いけど、女の子が死んでから約一ヶ月くらいの間そこにはお菓子やジュース、小さい雪だるまがお供えされていたんだ。オレはジュースとお菓子をほぼ毎日持って帰り食していた。さらにお菓子が少なかった時はそこにあるお供えされた小さい雪だるまの顔面を蹴飛ばして家に帰ったものだ。
ここまでしてもオレは呪われないし死んでない。お化けなんてのは妄想なのだ。
オレの家の近くには円山墓地がある。円山墓地に関してはお化け出没注意に看板とも言われる「!マーク」の看板がある。オレは一時期、体を鍛えていたのだが、毎日その墓の周りを走りまくっていた。さらにオレは病院でステロイド(筋肉増強剤)を打ってもらっていた。
しかしお化けなんか見なかった。
そんなオレに怖い話を語るやつは少なくないが信用できる話は今までに一つだけ。
友人の兄貴のOさんの実体験だ。
Oさんは絶対嘘をつくような人間じゃないし話しに信憑性があるのだ。
そのOさんが寝ていると突然体に衝撃が走ったという。気付いたら自分が寝てる姿を上から見てる状態。ようするに幽体離脱という奴だ。
そして部屋を飛び回ったOさんは外に出て見ようよ窓を開けて空を飛んだわけ。
自分の家から少し離れて、ふと空を見ると黒い塊が空を飛んでいてどうやらそれが自分の本体(寝てる自分)めがけてすごいスピードで向かってるわけ。
その黒い塊が死神だったとのこと。説明ではもう絵に描いたような死神。あわてて自分の体に戻って事なきを得たOさん。
でもこの話には続きがある。
Oさんは薬物を使用していたとの事。
お化けに取り付かれておかしくなる奴の大半は薬物をやってるんではないかな?