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おっちゃんよ ココは?

(この橋はな…、人呼んでなみだ橋という。いわく…人生に敗れ、生活に疲れ果ててこのドヤ街に流れてきた人間たちが、涙でわたる悲しい橋だからよ)

おっちゃんよー それは違うぜ ココは香川県だろ


(ジョー よう言うてくれた ココはなぁ 金毘羅さんに続く道じゃ






























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その こんぴらさんって 

(江戸時代、庶民は旅行を禁止されていたんや でもな神仏への参拝の場合だけ許されたんやぁ 数ある神社仏閣のなかでも、庶民にとって一生に一度の夢であり、「お伊勢参り」と「丸金か京六か」と言われ、讃岐の金刀比羅宮と、京都六条の東西本願寺への参拝は人生の一大イベントだったんやぁ)

するとさ…つまり、おれたちも その こんぴらさんとかに行けるんだぁ

(そうだ そうだともよ ジョー)


























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おっちゃんよ この階段トレーニングにピッタリだぜ

(忘れるところじゃった あしたのためにその1 =ジャブ= 攻撃の突破口をひらくため あるいは敵の出足をとめるため 左パンチをこきざみに打つこと)

おっちゃんよ それはまた今度にしてくれよ

























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(矢吹くん 階段って練習? 矢吹くん)

おっと こんどはお嬢さんですかい

(矢吹くん もう、ボクシングやめたら? 矢吹くんてば)

オレは辞めねーよ

























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(私がココでお百度すれば止めてくれる)

よしてくれ、女が軽々しくそんなセリフを吐くもんじゃねえ。実に安っぽく見えるぜ


























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(ジョー 着いたぜ)

おっちゃん 意外と近かったな



※金刀比羅宮(ことひらぐう)
香川県仲多度郡琴平町の象頭山中腹に鎮座する神社。こんぴらさんと呼ばれて親しまれており、金毘羅宮、まれに琴平宮とも書かれる。明治維新後の神仏分離・廃仏毀釈以前は真言宗の象頭山松尾寺金光院であり、神仏習合で象頭山金毘羅大権現と呼ばれた。全国の金刀比羅神社・琴平神社・金比羅神社の総本宮である。長く続く参道の石段が有名で、奥社まで登ると1368段にもなる。



























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朱塗りが まぶしいぜ
(ジョー良く見とくんだ)

























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ココも眩しいなぁー

(立て! 立つんだジョー!)

おっちゃん もう立ってるぜ

(あっ そうか)



























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そろそろ帰ろうか

(もっと見るんだジョー)

























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なぁー そろそろ帰ろうかやぁ

(もっと もっと見るんだジョー)


























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帰ろうや しつこいオヤジは嫌われるぜ

(ダメだ 見るんだジョー)



























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あれっ 奥社って書いてあるぜ

(良く見つけたジョー まで途中だぁ 上が有るんだぁ)

おちゃん てっぺんまで付き合ってもらうぜ

(ダメよ 矢吹君 あぶないわぁ)



























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もう てっぺんに着いちまったぜ


























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(矢吹君 こんな所まで ここは金比羅神社の総本宮ね)

おれは理屈なんてえのは苦手だが、もしかすると葉子おじょうさまよ
あんた もしかして そうなのかい


























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(なっ なにを言ってるの矢吹君 私は写真を撮りに来たのよ)


























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そうかい じゃぁ 先に 帰るぜ



























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おっちゃん うどんでも食わしてくれや
(おー そうだ ジョー)
何言ってんの


























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(ジョー 虎だよ)
拳闘はな、弱肉強食の世界。かみつかなけりゃかみ殺される、だからこっちとしちゃ必死で…、それこそ死にものぐるいでかみつくんだ。
(良く分かったきたな ジョー でも もう遅かったなぁー)

























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(まだやるってえのか、そんな体で…)

頼むやおっちゃん。頼むや…。まっ白な灰になるまでやらせてくれ、なんにも言わねえでよ…

(お……惜しかったなジョー……しかし…ようやったぜ、わしゃあもう…もうなんも言うこたあねえ。よう…やった…ジョー…… ジ…ジョー…)


※こんぴらさん参道の おみやげ屋さんに なぜかジョーが居ました