11月24日(木) | 文太親分の闘病日記

11月24日(木)

亡くなる当日の文太の様子


11/22

朝起きて様子を見ると、糞尿を垂れ流し、下半身をベッドから落ちている文太がそこにいた。

自力では立つ事ができなくなっている。

もう、時間がない。

今日は休暇をとって、文太とともに過ごそう。最後のその時までいっしょにいよう。そう決めた。

文太の下半身を拭き、ベッドごと文太をソファーの上に移動させた。

場所が変わって落ち着かないのか、頭を上げて周囲を見渡す文太。

「ブンタ」声をかけると安心したように頭を下ろす。

午前中は上半身は動かせたので、自分で体位を変えることができた。しかし、下半身は、もう感覚がないのか、糞尿の垂れ流し状態。頻繁にペットシーツを交換し、何度もお尻まわりを拭いた。

上半身も徐々に動かせなくなり、お昼になるころには、頭すら動かせなくなった。

目もうつろになっている。

あごの下をナデナデしても、気持ちいいのかどうなのか表情では分からなくなった。

もう、見えていないのかもしれない。

時間の経過とともに目に見えて悪くなっている。

意識が混濁しているのか、右手をゆっくりゆっくり持ち上げて、何かをつかむような仕草を何度も何度も繰り返す。

何を探しているの?誰を探しているの?

17歳まで共に暮らした飼い主、最後はとても残酷な選択をしたあの飼い主を探しているの?思わずそう考えてしまった。私にとっては、顔も見たくない相手だが、文太が会いたいのなら、会わせてやりたい。そう思うほど、文太の様子には悲痛なものがあった。

もう、ほとんど意識がない文太の手を取って、安心させようとした。

誰かのブログに、耳だけは最後まで聞こているという記述があったことを思い出し、名前を呼び続けた。

夕方には呼吸が不規則になり、時折大きく息を吐く。

手足の先が冷たくなりつつある。

名前を呼び続けながら、手足をさすった。少しでも苦しくないように。

何度も息が止まりかけるのを、名前を読んで、必死に呼び戻す。


17時40分、とうとう力尽き、ひとつ大きく伸びをして、文太は天国へ旅立った。


お疲れ様、文太。ゆっくりおやすみ。