企業には理念が必要です。

必要な理由は3点あります。

 

1.顧客へのメッセージ

企業は永続し利益を上げる存在です。その存在意義を顧客に知らしめるメッセージが企業理念です。

企業理念は時に、”ミッション(使命)”や”経営目的”という表現もされます。

 

2.組織を束ねる

企業には多種多様、価値観がさまざまな社員がいます。社員全員が納得できる、または合意できる概念こそが企業理念です。

日本人のための日本国憲法のような、または天皇のような抽象的概念です。

 

3.ベクトルをつくる

社員のモチベーションは方向性の明確さにあります。

ゴールが明確でないと日々の業務において生産性を向上させるためにも、指針が必要です。

自由は不自由という言葉があるように、方向性を企業が社員に明示することはマネージメントの源泉とも言えます。

 

理念は創って終わりではなく、いかに浸透させるのかが最も重要です。

その理念を目指すことでのベネフィット(社員にとっての利益)は何なのかを朝礼や会議体、面談でことあるごとに伝えなければ浸透しません。

 

さらに、理念は一度創られたものを不動にする必要はありません。

企業も経営者も成長をします。将来に掛けた理念も合わせて成長させる必要があります。

 

社内で理念について話し合う機会こそ、最も効果のある社員教育です。

 

”企業理念が浸透している会社は浸透していない会社と比べて、「2.6倍で成長」「4.3倍で社内に活気がある」ことがわかっております。
企業理念が「ない/浸透していない」と答えた人の3割弱は、勤務する会社の5年間の業績は下降傾向にあり、4割弱は社風に活気がないと回答しております。(マイナビニュース 従業員10名以上の日本企業に勤める19歳~64歳、2,084名に対するアンケート)”

 

ご参考ください。

 

株式会社セールスの学校

代表取締役 浅井隆志