こんにちは。
文章コンサルタントの堀内です。


【第8回】 まずは箇条書きで書く


 文章を書くとき、何を、どういう順番で書いていったらいいのか、
 悩んでしまうことはありませんか?


 私もよくあります。

 そんなときに、私がやる方法は、


 とりあえず、


 ・書きたいこと
 ・書くべきこと


 を、箇条書きで書き出してみるというものです。


 たとえば、メルマガ「レッツ・ビギン!」 の編集後記を書くに当たって、
 私は次のようなことを、箇条書きで書きました。


       *       *       *


 ・先日、息子をビックリさせてやろうと思ったら、
  予想に反して泣き出してしまった


 ・我が家では毎朝、星占いを見ている


 ・ある朝、5時ごろに目が覚めて、テレビをつけたら、
  毎朝見ている星占いがやっていた


 ・これを覚えておいて、朝食の時間に予言すれば、
  息子はビックリするに違いないと思った


 ・朝食の時間に、息子に言ってみた


 ・7時53分、いつもの星占いは始まった


 ・息子の星座の運勢は私の予言どおりだった(当然だが)


 ・息子が突然、泣き出した


       *       *       *


 そして、最後に、オチとして、


 ・なぜ、息子が泣き出したのか?


 を説明しようと。 


       *       *       *


 このようにして、まずは箇条書きで、
 書くべき内容(事実や感想、意見など)を書き出してみて、


 それを順番を並べ替えたり、
 説明不足な箇所を肉付けしたりしていくと、

 編集後記に書いたような文章ができるというわけです。

 
 いきなり、きちんとした文章を書こうと思うと、
 なかなか難しいですが、

 

 箇条書きで、文章の要素をピックアップする感覚で始めると、
 意外とスラスラ書けるものです。


 きちんとした文章じゃなく、
 箇条書きでいいので、細かな「てにをは」を気にせず、
 どんどん書いていけるはずです。


 ただ、この作業を頭の中でやろうと思うと、
 なかなか難しいものがありますので、

 できれば、紙に書き出すか、ワープロで
 思いつくままにどんどん書いていくようにしましょう。


       *       *       *


 ■編集後記 

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 なぜ、5歳の息子が泣いたのか? その理由とは?


 じつは、我が家では、毎朝7時53分ごろに、
 テレビ朝日でやっている星座占いを見ているんですね。


 その占いというのは、
 仕事運、恋愛運、健康運など、4つのジャンルにおいて、
 それぞれ5段階で運勢が表示されるようになっていて、

 最高が「5・5・5・5」なわけです。


              ◆


 で、先日、たまたま5時ごろに目が覚めて、
 何気なくテレビをつけたら、
 いつも7時53分ごろにやる星座占いと同じのが、
 早朝の時間でもやっていたんです。


 で、私はこのとき思ったわけです。


 「子供の星座の運勢を覚えておいて、
  あとで7時53分のを見る前に、子供に言ったら、
  子供は、『え~、パパ、どうしてわかったの?』と、
  ビックリするに違いない」と。


 で、眠い目をこすりながら、覚えました。


 上から「2・3・2・2」。


              ◆


 そして、朝食の時間。

 私は子供に言いました。


 「今日の★彡の運勢は2・3・2・2だと思うよ」と。


 で、7時53分。


 天秤座・・・2・3・2・2

 (よしッ、ちゃんと覚えてだぞ!)


              ◆


 「え~、パパ、どうしてわかったの?」


 と、子供が言うかと思いきや、


 なんと、泣き出してしまったのです。


 一瞬、私はなぜ泣いているのかがわかりませんでした。


 でも、よく考えたら、

 子供は毎日、この数を結構気にしていたんですね。

 多ければ喜び、少ないと落ち込む・・・みたいな。


 で、この日は数が少なかった。

 私が2・3・2・2と言ったから、
 そうなったんだと思ったのでしょう。


 「パパなんて嫌いだ!」と言って、
 ママの胸で泣いていました。


 まだまだ親としての修行が足りませんね。

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 ということで、第8回は以上です。


 次回もお楽しみに。


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