梅田の

阪急から

東へ


この通りに

大村崑先生の師匠

大久怜先生の

喫茶店「れい」があって

なぜかよく行った


先生から

いろんな話を聞きたかったからか

先生から

誘われたか


僕より23歳年上だったから

父のような存在で

先生は

「素人名人会」

審査員で知られていた

当時

よく出ていたからかもしれない


先生は

かわいがってくださった


先生の話は

主に

同志社大学法学部を卒業

予備少尉となって

中国南部戦線を機関銃中隊小隊長として転戦


その時の

話をよくしてくださったのだ


「君、機関銃の撃ち方、知ってるか?」



知るわけなかった。