60年ぶりにできた

上方

落語の定石

繁昌亭


その頃

協会を離れていた

ざこば師に

ぜひ戻ってもらおうと

説得した夜


ざこば師は

米朝師匠に電話を入れ

戻ることを確認

そして

めでたく

協会復帰が決まった

大阪南の

バーで

みんなで祝杯をあげた

夜の写真


ざこば師復帰については

写真の僕の左側

五代目

春團治師の力が大きい


いろんな

ことがあった

その都度

春團治師が中に入ってくれた


若い頃

2人だけで

先輩落語家が新婚旅行に

行っている間

何日か2人だけで

留守番をしたことがあった

それ以来の付き合い

それは

紆余曲折の連続だった

弟子のことで

僕には頭が上がらないことがある


まさか

こんな形で

別れが待っていようとは


本当に

初代春團治の逸話を彷彿させる

型破りな

情のある

回転の速い

芸人さんだった


もう2度と

現れない

破格の芸人さんに

出会えて

幸せだった。


年は下だったが

芸では

5年ほど先輩だった

こうして

東京にいて

突然の訃報


手を合わせて

心より感謝するしかない

お疲れ様でした。


そして

さようなら