三羽烏が

一羽になった


たった

一羽になったけれど

やれることをやらないと


このままでは

上方は

漫才に

押されて落語は

潰れてしまう


古典は

不滅だ

と叫んでいる噺家も

いるかもしれない

なるほど

不滅だ

小さな金魚鉢の中で

アップアップしながら

生きているようだ



不滅とは

どこまでも

洋々と

自由に

泳ぐところがなければならない


そう

不滅にしよう