そして

「初恋」

の始まり


まだあげそめし

前髪の

りんごの元に

見えし時

前にさしたる

花櫛の

花ある君と思いけり



島崎藤村

「若菜集」

より

この詩を選んで

この落語を作った


いろんな

愛が

交錯する話