半助半助の説は諸説あってここでは省くけれど首だけのタレのついたうなぎと豆腐の鍋が師匠の家で夕食に出た初めてだった。頭ギリギリでなく切り捨ててあるから頭の下のうなぎの肉を襟巻きといって美味しかったうなぎの胴体を食べたのはそれから二、三年は後だったと思う半助鍋は別名うずら鍋と言いうのつまり鰻のツラ顔のツラからうつらなべうずら鍋となったようだ