おはようございます
今日は
今朝送った
弟子へのメール
を見てください
少し専門的かもしれませんが







おはよう


なかなか
元の生活に戻りそうにないし
ワクチン接種も進んでいるとはいえ
まだまだ
7割くらいまで行かないと
元の生活に戻らないし
全ての経済が循環しないと
我々の
仕事は
厳しいようです。


このような中で
土砂災害のニュース
たくさん入り
ワクチン接種をスムーズに
進ませない
ことも
多いです。




一体どうなるのか?
こういう中で
世界情勢
国内情勢が
不安な中
なかなか自分を律し
稽古も
する気にならないのが現状です。



とにかく
楽しいことが
少ないから



頑張れというだけで
本当に
頑張れる状況になれないし
みんなを
食事でもしながら
楽しく
励ましたいけど
まだまだ先のようです。



今日のことば





あたくしは
幸せでした。
なぜってぇと不器用でしたから


先代
桂文楽




綿密な芸で知られる師匠ですが
とにかくいつでも
どこでも
稽古をしていたそうで
布団に入って横になってからも
移動の電車
車の中でも
夢の中でも
稽古していたのではないかと
言われています。


枝雀にいさんも
稽古の虫でしたが

文楽師匠は
ネタ数は少ないと言われていたけれど
その完成度は
群を抜いていたといわれています


不器用だから
それを感謝して
稽古に励んだとは
すごい話ですが


僕なんかなかなかそこまではいきませんが
器用な事は
また
芸人にとって大事な事だと思います
それはどんなことにでも
仕事を受ければ
落語にも反映されるし


芝居も出来る
司会もできる
落語の延長上でやらないといけないとは
思います。
今の時代は特に



ただ
あまりにも
器用というより
頭が良すぎて
覚えるのが早くて
覚えたら
それで完成だと
思うのは
大間違いだと思います。


文楽師匠の
不器用では今の時代では
生きてはいけませんが
ただ
あまりにも頭が良すぎてすぐに覚え込み
それが完成と思うのは間違っていておぼえたの
始まりだと
思うのも違うし
稽古も
ただただ


落語の場合


目線や
上下だけにこだわって
肝心の


なぜここでこんなことを言っているのか
言葉を
たしたり
ひいたりの
技術だけでは
だめで
いかにその人物になりきって
演じられるか


しかし
演劇ではないので
なり切りかたも
いかに
話に引き込んでゆくか
例えば
年寄りが出てきたら
初めに年寄りと
感じて貰えば
いいので
最後まで年寄りくさく演じては
噺のテンポがなくなります



いま
ニエグスという
ポンテヴェドロという国の
パリにある
大使館の
書記官の役ですが
芝居では
ずっと
書記官を演じなければなりません
全体を見ながら
また
落語と違って
舞台での
立ち位置というものがあります



掘り下げるという意味では
器用に
落語も
芝居も
今の時代は必要ですが


ただ
文楽師匠の
時代とは違って
器用も
大事だということですが

僕は
芸については
器用も大事ですが
舞台を離れて
単に人付き合いを
器用に
生きることを考えているようでは
一流になれないと思います。


器用
不器用
難しい事です。



僕は
現代は
器用にこなしながら
努力が
最も大事だと

文楽師匠の時代では
通じることも
いまの
時代は
なかなか
通じないということですが


稽古をすることは
大事なことで

覚えてからが始まりだというのは
文楽師匠
師匠の
おっしゃる通りだと思います。



それとやはり
器用な
人付き合いよりも
自分の
譲れないところをしっかり持って
自分という
芸人を
高めていくことが
最も大事だと思います。


みんな
頑張って
さあ

パン食べよ