負けへんで‼️
      コロナ‼️



創作小噺シリーズ
第        138回




タイトル
《盲導犬の訓練も変わる》



盲導犬の訓練所、所長、福本
「岸本さん、いま、コロナの関係で、実際に訓練所に来ていただいて、訓練できません、もちろん、最終的には会ってもらいますが、それまではリモートで訓練します。ご家族の方に
リモートセットしてもらいましたか?」

岸本
「はい、息子の嫁が、目の前にパソコン置いてくれています」

福本
「岸本さんは
、お見えになっていないでしょうが、あとひと月であなたの盲導犬がここにおります。名前はジャンといいます。
このジャンに
あなたの顔を認識させますので
かなり
あたまのいい犬ですから
ジャン
お前のご主人になる、岸本さんやで」

ジャン
「ワン」

福本
「岸本さん挨拶してもらえますか?」

岸本
「はい、ジャンさん、こんにちは岸本です、表に出るときはよろしくね。特に駅や横断歩道は、よろしくね」

ジャン
「ワン」

福本さん
「では、お座りと何か命令をおっしゃってください」

岸本
「ジャン、おすわり」

ジャン
「ワン」

福本
「上手上手、岸本さん、ちゃんとリモートで、お顔を認識できたようです、岸本さんのお顔を見て、お座りしましたよー」

岸本
「まー賢い、ありがとうございます」

福本
「ではまた明後日リモート訓練しますから」

岸本
「はーい。お願いいたします」






福本
「おー松岡くん」

訓練所、訓練士、松岡
「所長何か?」

福本
「この犬、ちょっと耳遠いのと違うか
?お座り、って言われたとき、お手のかっこしてたで」

松岡
「そうですか?このジャンに介護犬つけましょうか?」

福本
「なんでや」




おわり