負けへんで!
コロナ‼️

創作小噺シリーズ
  33回

タイトル《麻雀》




雀荘「ピンフー」荘、主人、寺脇
「なんとか、営業できないかなぁ」

社員、井上
「うちは、雀荘でも、大きい方ですから、雀卓が50台あります。
50台の
自動麻雀台を半分に減らしたら、
十分に
三密にならないようにできるんじゃないですかね」

社員、河井
「でも、社長、
、雀卓同士はかなり離れていても、
1つの
卓を囲んでる四人は
結構蜜状態です。
つまり
密閉、密室、
これはつねに換気扇を回して、入り口も開けておけばいいかも知れませんが、
問題は密集です。
大きい電卓でも
横92センチ
大きいのでこれですからね。
2メートル間隔を取るのは無理です。
始まったら、結構至近距離で
『ポン』
『チー』
『ロン』
てなこと言って、かなり近い距離で話しますから、点棒のやり取りをやりますし、いくらマスクしていても無理ですね」

社員、井上
「だったら、椅子を
かなり後ろへ引けば、雀卓半分になっていれば、それはスペース的に
できると思うんです。
牌をつもる時だけ
コマ付きの椅子ですから、スッと前に行く
そして、1つすてる。
牌を捨てたのみて、次のものが
キャスター付きの椅子で、スッと前に出ると、言った感じでやれば、三密にならずに麻雀、できるんじゃないですかね」

社員、河井
「いやぁ社長、それではメッチャ半チャンに時間がかかりますよ。前へ、出たり、引っ込んだり、それならいっそみんな、椅子引いて
離れたままで
一人ずつ、ステンレスの火バサミを持って
やるというのは」

社員、井上
「うまく、つもってこれますかね、途中落としてばかりで、
 麻雀牌丸見えですよ
ダメでしょうそれは」

社員、河井
「だったら、閉めておくしかないですね、当分、営業は無理ですねぇ」

社長
「まて、起死回生のええ方法がある」

井上、河井
「ええ?ありますか?」

社長
「いや、ある、ええこと思いついた。
これで、大流行りや、儲かるで、
常連の客から、まだかまだかと、
矢のような催足やったんや」

井上
「社長いい方法なんてないですよ。
まあ、おさまるまで休むしかないですね、社長、ただし給料だけはもらいまっせ、
なぁ、河井君」

河井
「そらそうやが」

 社長
「ええか、これならいける!
マージャン台、つまり雀卓が四角いのが問題や、
ええこと考えついたぞ
これで特許取って、暮らせるかも」

河井
「いやいや
社長、麻雀台は四角やないと、麻雀できまへんで」

社長
「長細くするねん」

井上
「長細く?横に?麻雀はながしそうめんじゃないんですよ。
回転すしみたいに?横に?」

社長
「それや、ヒントは、まず2メートルずつ離れて
横に台の前に四人並ぶ、10メートルあれば
十分や
壁に向かって、台が横に並んでて、まずは、配牌の麻雀牌が前に上がってくる。
順番に積もる牌がゆっくり流れてくる、端から取ったら、いらない牌を前に捨てる
誰が、何を捨てたかは、
前の映像にでてる。
『ポン』したら
その牌が、流れを逆のポタンを押すと
戻ってくる。
リーチの時は、点棒を前の穴に さすわけや、
どうや横長の自動麻雀台
これは
特許とれるで!」

河井
「それやったら、いつそインターネットの麻雀を、パソコンの中に部屋つくって、麻雀やれば、いいんじゃないですか?」

社長
「バカ、大きな声で言うな、アイデア盗まれる」





おわり