おはようございます。
今日から
創作落語小噺を
負けへんでコロナ
創作落語シリーズ
銘打って
お送りします。


今日の創作小噺タイトルは


「マスク」




えー、耳掛け亭升九(みみかけていますく)と申しまして、朝から一席おつきあいのほどを。
総理の発案でマスクが一世帯に
2枚
配られるようになりましたが、ええ男には
二枚でもよろしいやろうが
家族で取り合いになりまっせ
ところで
近頃やたら
マスクが足らん足らん言われて
アホみたいに言われるのが
気ぃ
悪いけど
そもそもマスクの日本での始まりは大正時代、紡績、鉄鋼、木材をはじめえらい産業が盛んになりました。
そこで
働く人たちが粉塵、つまり埃除けに
工業用マスクをしだしまして、一般的には誰もしてまへんでしたんや。
ところが
大正8年
インフルエンザが大流行して
一般人も
マスクをするように
なりまして
マスク美人てな言葉が流行りましてな
騙された
男性も多かったようです。
ところで今は
やっぱり、マスクは人にうつさない
うつされない
必ず、マスクはエチケットとしてマスクをしてほしいでんな。
見てますと
マスクはしてるけど
顎に下ろしてるひとが
けつこういてまんねん。あれはいかんわ
先日乗ったタクシーの運転手さん
マスクなしでっせ

運転手さんマスクしてまへんのんか?
って聞いたら
どういうたと思います
持ってまんねんけど、かけたら息苦しいから外してまんねん。

やて
ところで
マスクはキャッチャーマスクとかツタンカーメンの黄金のマスクとか
顔を覆うもの全般に用いられているものに
言いますねんけど

「甘いマスク」
だけが
素顔をのことを言いまんねん
不思議でっしゃろ?

なんです?
えらい
講釈が多いなあ?
ちよっとマスクのこと知ってるからって
鼻にかけるな?
いえ
耳にかけております。



お後がよろしいようで

おわり