既に
報道されましたが
三金が
土曜日の朝
突然
家で倒れ、奥さんに
救急車を頼む
との言葉を最後に
意識をなくし
病院に搬送されました。

私は
なんばグランド花月
出演中で
当日四回興行で
一回終わりで
大阪市立総合医療センター
集中治療室に参りました。
いつもの三金が
横たわっていて
そのうちに
覚醒すると信じて
耳元で
おい、出番やぞ
とか
いろいろ話しかけましたが
残念ながら答えてくれませんでした。

奥さんと一緒に
先生に話を聞くうちに
事の重大さに
気づかされました。
のうかんきょうしゅっけつ
脳幹橋出血
初めて聞く
病名でした
確かに
CTスキャンの画像を見せられ
確かに脳の中に
血液が広がっていました。

この血を抜けませんのんか?

とか
私は動転して先生にそのようなことを聞いたと思います。

もう手の施しようがないという事でして
もって
1週間でしょうということを
言われ
まず
弟子たちや、同期の噺家さんにも逢いに来ていただき
わたしも
舞台の合間に行き
終わってから
駆けつけた時も
ちょっと安定したという事で
帰りました。
昼から何も
口にしてなかったので食べようとした時に
電話が入り
容態が急転したということで
向かったのですが
病院に向かう


途中で、旅立った形となりました。
その日のうちに
倒れ
突然いなくなったなんて
未だに信じられませんし
心の整理がつきません
ご家族の皆さんもそうでしょうし
そんな中で
三金の兄弟弟子たちは
本当によく動いてくれました。
こんなことが
現実に
あるなんて
こんなこと書いている後ろに
いつものにこやかで
大きな体が
立っているような気がしてなりません


まだ現実を
受け止められませんが

三金生前中は
ひとかたならないおせわになりました
心より御礼申し上げます。


これから
舞台です
三金の分まで
頑張ってきます。



のこりは
ぜんぶ彼が食べました。