右が正式なカツラの紋
結び柏
左が
遊び紋
初代文枝考案の文枝紋
文枝だけがつけられる紋です。

人が手を繋いでいるような
素晴らしい
デザインだと思います。

このように
紋を二つ並べることを
比翼紋
と言います。

初代文枝は
今からちょうど200年前に
生まれました。
今年は生誕200年です
繁昌亭で
一門揃って
祝いの会をやりますが

上方落語の止め名になった
文枝
何歳の時に噺家になったかは
定かではありませんが
大きく
時代が回転する
明治期に
その才能を発揮して
その名前を
世間に知らしめました。

戸籍が
制度化した時に
初代桂文枝は
その名を
本名としたのです。

激動の時代を
生き抜いた
手腕は
見事だったと思います。
津波のように押し寄せる
文明開化
それをうまく取り入れ
笑いにしたに相違ありません。

そして
いま
その名を継いで
この先に
繋げるのが
私の役目です。

落語が
永遠のものになるよう
まだまだ
戦い続けます。